「セルフィーって、ちょっぴりナルシストみたいでちょっと恥ずかしい…」
もしかしたら、そんな思いを抱く人もいるかもしれません。しかし、セルフィー(自撮り)文化のコンセプト自体は古くから存在するものであり、多くのアーティストたちが同じ試みを行ってきました。今回の記事が、これまで自撮りを経験したことがない人の背中を押すことができれば幸いです。
(セルフィーに関する考察記事もお見逃しなく!)
ひと味違うセルフィーのために
今や多くの若者たちがこぞって撮影している、セルフィー。そんなセルフィーをする上で大切になるのが、「継続して撮り続ける」ことです。また、その際に「メッセージ性を意識する」ことが重要です。
かの有名な写真家ウィージー〈Weegee〉は、そのキャリアの間に1,500枚もの自画像を撮影したと言います。また、90歳の現役フォトグラファー 西本喜美子さんは、自虐を交えたユニークなシリーズで注目を集めています。先人たちも、「そのセルフィーで何を伝えたいのか」を考え、数多くのアウトプットをしているのです。
何よりセルフィーは、自己表現や思い出を形に残すための楽しい方法であり、アートでもあります。あなた自身が大切にしたいと思った瞬間を切り取り、誰かに見せたくなる新しい世界を探求してみてください。以下では、みなさんの自撮りのインスピレーションとなるような作例を紹介していきます。
一日の始まりや終わりの一枚
一日の始まりや終わりにセルフィーを撮ることで、その日の気分や出来事を記録してみましょう。朝は、爽やかな光の中で、自然光を活用して顔の表情を柔らかく写します。そして夜は、室内の暖かい照明を使うことで、リラックスした雰囲気を出すことができるはずです。
シルエットを生かした一枚
太陽や街灯の光を使い、シルエットを生かすセルフィーは、他とはひと味違う体験ができるはず。光を背にして立つことで、シルエットが浮かび上がり、ドラマチックな一枚を撮影できます。シルエット写真では、背景の色合いや光の強さが大事なので、適切なタイミングでシャッターを切ることが成功の鍵です。
車のバックミラーを生かした一枚
鏡と言っても、車のバックミラーを使ったセルフィーをしたことはありますか?バックミラーを使うことで、ユニークでスタイリッシュな写真を撮ることができます。この時、後ろの風景も一緒に写り込むため、背景の選び方も重要です。光の反射を調整しながら、明るすぎない時間帯に撮ると良いかもしれません。
(写真をバックミラーに比喩して考察する記事もおすすめです!)
記憶に残したい瞬間の一枚
旅立ちの瞬間やイベントなど、記憶に残したい時間をセルフィーで捉えましょう。その時に見えていた景色などを一緒にカメラに収めるのがおすすめです。セルフィーには、自分の人生における決定的な瞬間をより記憶に深く残す力があるはずです。
旅行先での非日常な一枚
旅行先では、その場所ならではの景色や文化をバックにセルフィーを撮るのがおすすめです。観光地や自然の中で、自分の姿を取り込むことで、非日常の風景を写真に収めることができます。背景とのバランスを考え、自然光をうまく使って明るくクリアな一枚を目指しましょう。
いかがだったでしょうか。
セルフィーは、日常の何気ない瞬間から特別な出来事まで、自分の視点を写真に残す手段と言えるでしょう。今回ご紹介したコツを参考に、さまざまなシーンで気軽にセルフィーを楽しんでみてください。何事もまずははじめてみることが大切です。
cizucuでは、クリエイターの写真活動をインスパイアするトレンドやスポットを紹介しています。アプリに登録して、最新のコンテンツをぜひチェックしてみてください。