先日の〈#symbol〉ハッシュタグキャンペーン告知マガジンにて、日本語におけるシンボルは多くの意味を持っていることに触れました。
少しづつ意味が異なる使用例と誤用例
今回は、SNSでみなさんが共有しているシンボルを集めてみました。
- シンボル的なシーン:映画のワンシーンを指して
- 金運のシンボル:金魚
- 幸せのシンボル:韓国アイドル
- 復興のシンボル:スルメイカの巨大モニュメント(石川)
- 絶滅のシンボル:パンダ
- 石巻のシンボル:神社の大鳥居
- 資本主義や経済発展のシンボル:鉄鋼事業
- ライオンのシンボル:お店のロゴ
- シンボルだらけ:マルイ(OIOI)のロゴ
シンボルは象徴という意味?シンボルの使われ方
どの使用例も概ね同じ意味のように見えますが、一つ一つ少しづつ意味が違っています。
一番オーソドックスで語意に沿った使われ方をしているのが金魚の例えです。まさに「象徴」という意味です。
一方、ダイオウイカの例えは固有名詞を指しており、ここでのシンボルは一部の人にしか共有されていない認識という意味でやや金魚の例とは異なります。
お店のロゴの例は最も一般的な誤用例ではないでしょうか。この場合、「シンボル」と「ロゴ」がほぼ同義で使用されていますが、本来の象徴としてのライオンのシンボルといえば、たてがみではないでしょうか。
いかがでしょうか。
「シンボル」とは、大きく「象徴」という意味合いで使われています。しかし、あえてそのニュアンスを深掘ってみると新たなインスピレーションが生まれるかもしれません。
〈#symbol〉のハッシュタグキャンペーンは24日(水)まで実施中ですので、みなさまの投稿をお待ちしております!