株式会社サイトロンジャパンは、天体望遠鏡ブランドSHARPSTARの新製品「50EDPH」「50EDPH用レデューサー」を発表。発売日は2024年3月19日。予想販売価格は「50EDPH」は8万円前後 (税込)。「50EDPH用レデューサー」が2万円前後 (税込)。
軽量で多機能なアポクロマート鏡筒
「50EDPH」は口径50mm、焦点距離275mmを持つアポクロマート鏡筒である。EDレンズ2枚を含む3群3枚構成により色収差が抑えられ鮮明な観測が可能である。別売の「50EDPH用レデューサー」を装着することで焦点距離を230mm、口径比をF4.6に短縮し、APS-Cサイズセンサーに適したフラットフィールドを実現する。
質量約1kgの軽量設計。カメラとアイピースの両方に対応し2つの延長筒が付属している。
M48×0.75mmねじ込みや31.7mm差し込みによる取り付けが可能で減速装置付きのラックアンドピニオン式フォーカサーと組み込まれた視野回転装置により簡単に構図が変更ができる。またファインダー台座が装備されガイドスコープやファインダーの取り付けに対応している。
鏡筒バンド一体型のドブテイルバーには1/4-20UNCとM6の取り付け穴があり三脚などへの固定が容易である。
新製品の主な仕様
「SHARPSTAR 50EDPH」
- 口径:50mm
- 焦点距離:275mm
- 口径比:F5.5
- 光学系:3群3枚
- 全長:約196mm(フード収納時)
- 質量:約1kg(バンド・プレート込)
- 予想市場価格:税込8万円前後
「50EDPH用レデューサー」
「50EDPH」専用の4群4枚補正レンズは、鏡筒に取り付けることで焦点距離を0.84倍の230mmに短縮しF値を4.6まで明るくできる。この補正により短時間での撮影でも綺麗な画像が得られ中心スポット半径は約3.1μmと非常にシャープである。
M48アダプターを介してM48×0.75mmのフィルターを取り付け可能。
- 光学系:4群4枚
- 質量:約240g
- バックフォーカス:55mm(M48アダプター後端から)
- カメラ取り付け:M48×0.75mm