Your Signature Bokeh
『Your Signature Bokeh』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
皆さん、「bokeh」という英単語を知っていますか?この言葉は、レンズの焦点範囲外のボヤけた領域に美しさを見出し、意図的に利用する表現手法で、皆さんもよくご存知の「ボケ」のことです。「ボケ」は世界共通言語で「bokeh」であって、諸説ありますが、1990年代に欧米のカメラ誌で初めて「bokeh」がレンズのボケ具合の意味で使われました。そして、それ以来、「bokeh」は写真用語として定着していったようです。
さて、今回は〈ボケ〉をテーマに、我々日本人がレンズに関心を強め、いち早くその風情に気づいた「ボケ」について、皆さんと探求していきたいと思っております。前ボケ・後ボケ・玉ボケ・ぐるぐるボケなど、ボケの技巧は問いません。
あなたらしいモチーフを、あなたらしいリズムで、レンズに収めていってください。あなたの「bokeh」お待ちしております。
インスピレーション
masakun
📷 NIKON CORPORATION NIKON D700
cizucu編集部
この写真は背景をボカして前の被写体を主役に立てる「後ボケ」に当てはまりますが、この撮影者は主役であろう後ろの人間をあえてボカすことで、主役であろう被写体が明瞭に写っていない違和感を作り出し、逆説的に主役を際立たせています。撮影者の意図が強く現れたこの違和感には、みる人によって様々な想像が生まれることでしょう。
RYUURI
撮影していると寄って来るユリカモメさん「えびせんはないよ!」(笑) 撮影は名古屋城のお堀なのですが冬場には沢山のユリカモメが集まります。
📷 SONY DSC-RX10M4
cizucu編集部
ユーモラスなこの一枚には、前後のレイヤーで遊ぶ「ボケ」の魅力が詰まっていると思います。手前のカモメが堂々と歩き、後ろのカモメは四方に視線を向けている、この構図が私には、一匹のカモメに焦点を当てたドキュメンタリーの1カットの様にも感じます。
洞然
📷 Panasonic DC-S1
cizucu編集部
この写真はまるで撮影者の世界に迷い込んだかのようです。「ボケ」による視点誘導、あえて前のレイヤーを作ることによって、当事者になれるような俯瞰の演出に思わず、前のめりになってしまいました。
Yukihiro
春風
📷 SONY ILCE-7C
cizucu編集部
オールドレンズを使用した、渦巻くような「ボケ」感。モノクロで撮ることによって、色の情報が削ぎ落とされ、よりはっきりレンズの効果に浸ることができます。当たり前の世界に幻想を見い出した、撮影者の視点にうっとりしました。
aya
cizucu編集部
多くの写真が毎日投稿されている中で、一際目立っていたのが、この撮影者の花をモチーフにした写真です。私達の側でいつもの様に咲いている花、を壇上に上げ、目を止まらせる作品に輝かせる、その写真力に唸ってしまいました。
コンテスト情報
【開催期間】
2024年8月24日(土) 〜 2024年10月9日(水)
【受賞発表】
2024年10月30日(水)
【リワード】
Amazon ギフト券 5000円分(1名)
【応募方法】
・コンテスト『Your Signature Bokeh』を選択
・「応募規約に同意して投稿」をタップ
・投稿内容を選択して作品を応募
【審査基準】
(1) テーマ性:記載のミッションに沿っているか。
(2) 主題性:その写真の中で何を訴えたいか、撮影者の意図が伝わるか。
(3) 表現性:視点・構図・バランス・ピント・色などの表現力はあるか。
(4) 瞬間性:撮影対象のシャッターチャンス・タイミングをものにしているか。
(5) 独創性:撮影場所・被写体などに独自に工夫されたものであるか。