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2023.10.30

豊かな表現力と描写力を誇る中判フィルムの特徴 | Release #33

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中判フィルムの値下げを発表

フィルム価格は高騰する中で、以前よりもフィルムからの距離が生まれてしまったフィルム好きの方々もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中で、フィルム愛好家の方々に朗報です。

〈Lomography〉がフィルム文化の存続と再活性化を促すために、一部の中判フィルム(120フィルム)を従来から10% ~ 30%を値下げることを発表。中判フィルムに対する玄人向けというイメージを払拭し、カジュアルに撮影を楽しめる文化づくりに寄与するとのこと。

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©︎ Lomography

そもそも、中判フィルムとは

最も一般的なフィルムである35mmフィルムよりも大きなフィルム。〈Kodak社〉がフィルム規格のナンバーリングに「120」と付けたため、中判フィルム(120フィルム)は120mmであると思われがちだが、フィルムサイズを意味するわけではない。6×4.5、6×6、6×7などいくつかのフォーマットで撮影できる中判フィルムの幅は、実際には61.5mmである。

中判フィルム(120フィルム)は、35mmフィルムよりフィルムそのものの幅が約2倍。したがって、多くの情報量を写し出すことができる。そのため、写真のノイズが少なくディテールを重要視する風景写真家やファッション業界のポートレート撮影時に愛用されてきた。

中判フィルムの作例

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Image by sentimental_jong

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Image by sentimental_jong

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Image by sentimental_jong

一枚に凝縮する表現

中判フィルムは解像度が高く、豊かな色彩の表現力と描写力が特徴的。しかし、35mmフィルムでさえ限られた撮影枚数の中、慎重にシャッターを切るようになるが、中判フィルムの枚数制限はより少ない。さらに注意深く撮影に向き合う必要があり、だからこそ、写真家として観察眼が磨かれ、写真表現を新たな次元に引き上げることは間違いありません。一つ新しい写真術を深めるという意味でも挑戦価値は高いでしょう。是非、中判の魅力を体験してみてください。

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