magazine
2024.08.11

パリオリンピック2024で躍動したカメラ機材と新時代の幕開け | Release #272

t1htbaigzu-cover-image

Cover image by akira

パリオリンピック2024は、アスリートたちの活躍だけでなく、カメラ機材の進化と技術の競争も同時に注目の的となりました。8月11日28時(日本時間)に閉会式を迎えるこの大会では、ミラーレスカメラを中心とした日本製のカメラ機材が主要な役割を果たし、特にプロの報道写真家たちの間で大きな支持を得ました。

今回は、パリ五輪で使用されたカメラ機材の特徴と、それがいかにして世界中のスポーツ写真を支えたのかを見ていきます。

パリオリンピックで活躍したカメラ機材

パリオリンピックでは、日本のカメラメーカーがしのぎを削る形で最新のミラーレスカメラが使用されました。かつては一眼レフが主流だったプロの現場でも、近年は静音性と高速連写が求められるスポーツシーンでミラーレスカメラが主流となりつつあります。

特に、〈ソニー〉の最新モデルが目立ち、〈キヤノン〉と〈ニコン〉との「白黒戦争」に新たな風を吹き込みました。競技場に設置されたメーカーのサポートブースも、〈ソニー〉が大規模に展開し、これまでにない存在感を示しました。

t1htbaigzu-image-4

Image by tamu1500

3強時代を象徴するミラーレスカメラ

今回のパリオリンピックでは、〈キヤノン〉、〈ニコン〉、〈ソニー〉の3社がプロ機材市場で拮抗する「3強時代」が鮮明になりました。特に、競泳や陸上競技の撮影現場では、各社の旗艦モデルが並び、撮影者たちがその性能を駆使して決定的な瞬間を捉えようとしていました。

かつての「白黒戦争」に〈ソニー〉が加わり、会場では3社が競り合う光景が広がり、ミラーレスカメラがスポーツ写真の分野でいかに重要な存在になっているかが改めて浮き彫りになりました。

t1htbaigzu-image-7

Image by hiro

スマートフォンも支える新たなオリンピック体験

パリオリンピックでは、プロ向けのカメラ機材だけでなく、サムスン電子の「Galaxy Zflip6」が全選手団に提供され、スマートフォンも新たな撮影ツールとして注目を集めました。

選手たちはこの特別なモデルを使って、競技中や授賞式での瞬間を自ら記録し、全世界のファンと共有することができました。これらの体験は、これまでのオリンピックにはなかった新しいものであり、スマートフォンが瞬間を切り取る重要な機材としての役割を果たす時代が到来しつつあることを象徴しているのではないでしょうか。


このように、パリオリンピック2024は、カメラ機材の進化と技術の競争が織りなすドラマが展開された大会でもありました。これらの動向は今後の写真撮影にも大きな影響を与えるでしょう。

cizucu app icon

cizucu | コミュニティ・ストックフォトアプリ

アプリで快適に最新の情報をキャッチアップしてみませんか?

ダウンロード