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2025.03.04

photo poster project | やっと踏み出した私の一歩 by 吉田 草風 | ISSUE #45

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cizucuが昨年末より全国各地で行っている「photo poster project(フォトポスタープロジェクト)」。cizucuに写真を投稿するだけで、フォトポスターの展示会に参加でき、まだ見ぬフォトグラファー友達と出会うことができます。

今回はphoto poster projectに参加したクリエイターの吉田 草風さんに、お話をお伺いしました。

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自己紹介をお願いします!

写真撮影、映像制作をしている吉田草風です。

「登場人物のいるスナップ」彼らの気持ちや生活が感じられる作品をテーマに東京や1人旅の旅先で撮影を楽しんでいます。古いレンズの風合いや独特な描写、50年以上前に作られたものとその技術が現代の技術と合わさる事にロマンを感じ、全てのスナップは安価なオールドレンズで撮影しています。

参加したきっかけは?

以前より作品をオフラインで発表する展示会に興味、憧れはありました。

しかし、勝手が分からず、クリエイターの友人もいない事もあり、あまり自分には縁が無いかなと感じていました。ただただ、暗闇に石を投げる様にInstgramに作品を投稿する日々。

cizucuにクリエイターとして参加したことをきっかけに「photo poster project(フォトポスタープロジェクト)」を知り、「この条件なら参加出来そう」「創作に対しての感覚や価値観を共有し、自分の創作の動機付け出来たら素敵だな」という想いから、参加を決めました。

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実際に参加してみてどうでしたか?

良い意味で、驚く程に「他人任せ」な自身初の展示会参加になりました。開催場所に時間通りに行くだけなのです。

「全てを自分で作り上げるのがいいんだよ」という方にはお勧めしませんが、やっと踏み出した私の一歩なのだから、これでいいのです。ほぼ何もしていないのにクリエイター方々の作品の中に自分の作品が並んでいて、なんだか誇らしい様な、恥ずかしい様な気持ちを感じたのでした。

お互いの感性に対して数字や順位がつかない空間は気持ちよく、肯定的でした。会話や発表にて自分の感覚を言語化する難しさ、クリエイターの方々の作品への想いやこだわりは参加で得た私の貴重な気付きです。

今回その一枚を選んだ理由は?

参加を決めた後、新たに撮影しました。

1月末15:00頃、田町駅の横断歩道。アスファルトに引かれた規則正しい白い線の上を、青信号になる度に自分のペースで不規則に歩き出す、年齢、性別、国籍、生活もそれぞれ違う人達。傾く太陽は平等に影をつくり、時間と共に伸びていく。自分の影なんて大抵は気にも留めないけど、私は人より少しだけ、それが素敵だと知っている。

そんな感覚を表現したいと考えて選びました。

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今回の展示作品

photo poster project参加を迷っている人へ

参加後は自分の感覚や表現に対する肯定感が高まり、写真はもちろん、それ以外の表現や創作についても前向きに捉える様になりました。

私は今後も、「photo poster project(フォトポスタープロジェクト)」に参加しようと考えています。もし、偶然に会場で出会ったら是非、あなたの創作への感性、想いを私に教えて下さいね。

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