Cover photo by IORI Tanigaki
Adobe Lightroomは、写真編集ソフトウェアの中でもトップクラスの存在であり、2024年12月の大型アップデートにより、さらに強力なツールへと進化しました。
今回のアップデートでは、AIを活用した新機能や、カメラおよびレンズの互換性向上など、多岐にわたる改善が施されています。
Photo by MiuRa
AIによる編集機能の強化
新たに搭載された「クイックアクション」は、AIの力を借りてワンクリックで多彩な編集を可能にする機能です。初心者でも簡単にプロフェッショナルな仕上がりを実現でき、ワークフローの効率化にも貢献します。
また、「生成AI削除」機能の精度が向上し、不要なオブジェクトをより自然に除去できるようになりました。これらの機能は、Lightroomデスクトップ版、モバイル版、Classic版のすべてで利用可能です。
Photo by Tsubasa Mfg
コンテンツ認証とスマートアルバム
「コンテンツクレデンシャル」機能の早期アクセス版が導入され、写真のEXIFデータやデジタル署名を付加することで、作品の信頼性と所有権を保護できます。
さらに、「スマートアルバム」機能により、撮影日や被写体などの条件で自動的に写真を整理でき、コレクション管理が一層便利になりました。
Photo by ksk_1990
最新カメラへの対応とその他の改善
今回のアップデートでは、新たにNikon Zfc、Z9、Z6 IIIなどのカメラに対するテザー撮影のサポートが追加されました。
また、ノイズ除去機能が強化され、Apple ProRAW DNGやCanonのsRAW/mRAWファイルなど、より多くのファイル形式に対応しています。これらの改善により、写真編集の幅がさらに広がりました。
