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2024.06.11

今さら聞けない ネガティブスペースの活かし方 | Release #213

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cover image by Tomoyuki Azuma

「ネガティブスペース(負の空間)」という言葉をご存知でしょうか?

カメラ業界では、写真の構図において使われるフレーズになります。ネガティブスペースを活かした撮影を身につければ、よりクオリティの高い作品をつくることができるかもしれません。ぜひ、作例を参考にしながら、あなたらしい表現を探るきっかけに活用してください。

ネガティブスペースとは?

ネガティブスペース、または負の空間とは、被写体の周りにある余白や空間のことを指します。一見無駄に思えるかもしれない空間が、被写体を引き立てて、視覚的なバランスを取る役割を果たしてくれます。

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Image by みわ

ネガティブスペースの生み出すもの

ネガティブスペースを意識することで、以下のような写真への効果が期待できます。

被写体の強調

余白を使うことで、被写体がより際立ちます。視線が自然と被写体に集まり、主題が明確になるため、伝えたいメッセージをクリアにすることができるでしょう。背景がごちゃごちゃしていると、その効果が薄れてしまので、なるべくシンプルな背景を選ぶようにしてください。

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Image by takigawa_kris_s

感情の表現

広い空間をうまく使うことで、「静寂」「孤独」「広がり」といった感情を表現することができます。例えば、広大な風景の中に一人の人物を配置すると、その人の孤独感や広がりを感じさせることができます。

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Image by KOHAKU

美しい構図

 ネガティブスペースを取り入れることで、写真全体のバランスを整える効果があります。これにより、観ている人にとって心地よく収まりのよい視覚体験を提供できます。この際、被写体をフレームの中央ではなく、端に寄せてみてください。三分割法を活用すると、負の空間を効果的に使いやすくなります。

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Image by .aco.

いかがでしょうか。

最初は「スペースが空きすぎて物足りない」と感じるかもしれません。しかし、ここはグッと堪えることが大切です。大胆に余白を取り入れながら、試行錯誤を繰り返してみてください。みなさんのクリエイティブ体験がより豊かのものになるよう、願っています。

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