「このカフェにある曲線が、なんか好き」
「駅のホームの天井って、こんなにかっこいいんだ」
「教会の窓って、キラキラしてて綺麗」
まちを歩いて、目の前にあらわれた建物が気になってしまう。気づいたら、カメラを構えているなんてことはありませんか?
緻密な計算によって完成された建築物は、その美しさに伴う壮大さで、私たちを魅了します。建築物は、歴史、文化、テクノロジー、そして人々の生活の反映とも言えるでしょう。今回は、そんな建築物を写真に収めた作品を取り上げながら、撮影をするときのTipsをご紹介します。
構造物全体を余すことなく伝える
建築物に入ったり、近づいたりする前に、その全体像を撮影してみましょう。バランスの良い距離やアングルを選び、建物全体をフレームに収めることで、建物の美しさや威厳を引き立てることができるはず。全体写真は、そのスケールや壮大さをしっかり伝える役割もあります。
周りの環境や背景も活かしながら、建築物の全体を捉えてみましょう。
幾何学的なパターンを見つけ出す
少し建築物に近づいてみると、規則性のあるパターンが見られるかもしれません。建物の外装や内装には、繰り返しや対称性を持つパターンが施されていることがあります。これらのパターンを捉えることで、建築物のデザインや美しさを強調することができるでしょう。
建物の壁や床のタイル、窓枠など、連続したパターンを写真に収めてみましょう。
こだわりの意匠に光を当てる
建築物に入るその直前!一度、よく目を凝らしてみてください。もしかしたら細かなディテールや意匠が潜んでいる可能性があります。細部にフォーカスを当てることで、建物の特徴や個性をより鮮明に表現することができるはず。
窓のデザインや装飾、小道具など、細やかな意匠に注目して撮影してみましょう。
空間を捉える高い位置からの撮影
建築物の中に入ると、見どころがさらに多くて圧倒されそう…。どこに焦点を当てようか迷っているなら、少し上を見上げてみてください。建物の高い位置や天井の写真は、建物の広がりや空間そのものを表現してくれます。
天井のデザインや構造、設置されているオブジェクトなどを写真に収めてみましょう。
屋内のアイコニックな設計を収める
さらに奥に進むと、その建築物の目玉となっているような設計やオブジェクトがあるはずです。アイコニックな要素を写真に収めることで、建物の個性や魅力をより強調することができます。
建物内部の階段、吹き抜け、装飾的な柱など、建物を象徴するような被写体を探してください。
いかがだったでしょうか。
今回は、撮影をする際のTipsをご紹介しました。しかし、そこに囚われすぎずに、みなさんの視点で「美しい」と感じた建築物の側面を切り取ってくださると嬉しいです。