38年ぶりの快挙となった阪神タイガースの日本一が、関西全域を熱狂の渦に巻き込んだのはまだ記憶に新しい出来事。選手たちがトロフィー持ち上げるその瞬間は、阪神タイガースファンにとって忘れられない、感動的な瞬間であったことでしょう。スポーツと写真は、密接な関連しており、それぞれの瞬間を永遠に刻む手段として大切な役割を果たしています。一方で、アメリカではゾッとしつつも、少しホッとする「スポーツ×写真」の出来事が起きた模様。
400mmレンズに救われた命
メジャーリーグベースボール（MLB）の試合中にスポーツ写真家ジム・ラッソル氏のソニー〈400mm G Masterレンズ〉が104MPH（約168キロ）のファウルボールによって壊れるという。ゾッとする出来事がありました。以下のリンクより事件が発生した瞬間の恐怖と奇跡的な無傷の状況がわかる当時の映像をご覧になれます。
©︎ Bally Sports Florida & Bally Sports Sun
残念なことにジム・ラッソル氏は、破損したソニーのレンズに保険をかけていなかったよう。
このレンズは約12,000ドル、日本円に換算すると約180万円の高価なものだそう。かなり痛い損失を被ったラッソル氏。幸運なことなのか、不運なことなのか、アイロニーな感情が表情に表れていますね。
160km 豪速球で破損したソニー400mm レンズ
ジムさんを応援する動き
ジム・ラッソル氏が直面した不慮の出来事は、誰の責任でもないものです。この状況を受けて、彼の友人たちはGoFundMeページを設立し、彼のレンズ代を集めるための支援活動を開始し、結果として7,363ドルの寄付金が集まりました。しかし、この温かな物語はここでは終わりではありませんでした。ラッソル氏の事情を知ったSony Pro Supportのチームは、彼に同じ400mmのレンズを貸し出し、GoFundMeで集まった資金でそのレンズを修理することを提案しました。さらに、彼のPro Supportメンバーシップを1年間無料で延長するという素晴らしい対応を見せました。
言うまでもなく、Sonyとコミュニティからのサポートに感銘を受けたラッソル氏は「私のレンズを修理するために寄付してくれたすべての人に心から感謝します。 SonyはGoFundMeの資金調達分で修理を進めています。 Sonyの対応には驚きました。通常、これほどのサポートが現れるのは、誰かを失ったときだけです。」と語っています。
クリエイティブコミュニティの一員に不運な出来事が起きた時、仲間として励まし合うGoFundMeの寄付者の方々とSonyの対応が素晴らしいですね！
