鳥目線で捉える! | Drone Photo Awards 2023 受賞作品発表 | Release #37

〈Drone Photo Awards〉は、空中から捉えた写真と映像にフォーカスした国際フォトコンテスト。写真賞の中でも歴史が長く、権威のあるシエナ国際写真賞のプロジェクトの一環として、伝統的な写真とは一線を画し、テクノロジーを活用した新たなジャンルを確立する試みです。

固定翼機（ドローン）、ヘリコプター、無人航空機、気球、飛行船、ロケット、パラシュートなどモビリティには厳しい制約を設けず、空中写真と映像であれば応募が可能。2023年で6年目を迎え、104カ国のアマチュアとプロの写真家から約14,000枚の写真が都市、自然、スポーツなどを含む9つのカテゴリーに応募されました。

今回は受賞作品の一部を紹介します。地上では気付かなかった変化を浮き彫りにしたり、美しさを称える鳥の目に映る世界を体験してください。

ポーランド南部のどこか深い場所に隠された喜びに満ちた遊び場が、上空からの最初の陽光でその美しさを放つ。鉱山と都市的な建築の強い特徴で知られているこの地域のカラフルな遊び場はまるで地上からの真珠のようである。

2021年1月、厳しい寒さの中、名だたるタイトロープウォーカーであるNathan Paulinは、Aravis山脈の標高2460メートルに位置する「Pointe d'Areu」で、長さ200メートル、幅2.5センチの「ハイライン(Highline)」を成功的に渡り切りました。この偉業は、チーム全体の献身的な取り組みによって叶えられました。

象は横たわり、その巨大な体がフレームの大部分を占めています。しわくちゃの灰色の皮膚は周囲の葉っぱと融合しており、景色に溶け込んでいるような印象を与えます。

空中写真は、「物事を異なる視点から見る可能性を示す」フランス国立ジオグラフィックの写真部門責任者であり、今年の審査員の一人であるEmanuela Ascoli氏は、「風景やシーンの全体的な知覚を得ることができる」と語ります。

時には、空からの視点が私たちが生活する世界に、新しい光を照らすことがあるかもしれません。