AIによって生成された画像が権威ある国際写真コンテストで入賞したことは、記憶に新しいのではないでしょうか?このことをきっかけに、AIと写真家の関係性やAI画像のためのコンテスト開催の必要性など多岐にわたるテーマが議論されました。
素晴らしい画像を瞬時に生成してしまう人工知能(AI = Artificial Intelligence)に対して、自然知能(Natural Intelligence)を謳う広告キャンペーンをニコンのペルー社が展開し、話題となりました。
プロンプトとNI画像
「a realistic minecraft cliff at the seashore in winter season(冬の海外にあるリアルなマインクラフトの崖)」というプロンプトに対しては、アイスランドのレイニスドランガル岩層を。
「a latte skatepark in the middle of the desert in Mars(火星の砂漠の真ん中にあるラテのようなスケートパーク)」というプロンプトに対しては、アメリカ・ユタのコヨーテ・ビューツを添えています。
AIと人間の共創
AIを活用することでこれまでにないほど安価でかつ迅速に画像を生成することができるため、すでに多くの写真家や写真業界に影響が出始めています。ニコンはこの広告キャンペーンを通じて、フォトグラファーと生み出される作品の価値を改めて支持する姿勢を見せました。
「ニコンには、世界中の写真家に対する重要なコミットメントがあり、彼ら・彼女らの才能と芸術によって最も美しく素晴らしい作品を楽しむことができます。だからこそ、率先してブランドとしてサポートすることがともて重要だった。」とサーカス・グレイ・ベルーCCOのチャーリー・トルモスは語っています。
ペルーにおける今回の広告キャンペーンを通じて、「Natural Intelligence」を広く普及させ、信じられないほどの好意的なフィードバックがありました。
現実の世界を諦めないで!