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2025.03.12

超望遠レンズで広がる新たな視点 | Knowledge #227

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Cover photo by RYUURI

超望遠レンズは、肉眼では見えない世界を切り取る魔法の道具です。遠くの被写体に迫り、ディテールを鮮明に描き出すその能力は、野生動物やスポーツ、天体撮影など多岐にわたるシーンで活躍します。

今回は、超望遠レンズの魅力や撮影のコツ、レンズ選びのポイントをご紹介し、あなたの撮影の可能性を広げるインスピレーションをお届けします。

超望遠レンズの魅力とは?

超望遠レンズは一般に焦点距離300mm以上のレンズを指し、遠く離れた被写体を大きく捉えられるのが特徴です。例えば、野鳥や野生動物の撮影では、被写体に近づけない状況でも繊細な羽根の質感や表情を捉えられます。

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Photo by RYUURI

また、望遠レンズ特有の圧縮効果を活かせば、背景と被写体の距離を縮めたようなダイナミックな構図が作れます。飛行機や鉄道写真では、遠くの機体や列車を鮮明に収めながら、背景とのバランスを演出することが可能です。

超望遠レンズの撮影テクニック

超望遠撮影では、ブレを抑える工夫が重要です。三脚を使用すれば安定した撮影ができる一方、スポーツや野鳥のような動く被写体には手持ち撮影が求められます。その際は、手ブレ補正機能を活用し、シャッタースピードを1/焦点距離秒以上に設定するのがポイントです。

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Photo by k.2SSD

また、圧縮効果を活かした構図作りや、背景の整理を意識することで、より印象的な写真に仕上げられます。テレコンバーターを使用すればさらに焦点距離を伸ばし、細部まで精細に描写できる点も魅力です。

自分に合った超望遠レンズの選び方

レンズ選びでは、焦点距離だけでなく、開放F値や重量、オートフォーカス性能なども考慮しましょう。開放F値が小さいレンズは明るく、ボケを活かした撮影に適していますが、大口径になるため重量が増す傾向があります。手持ち撮影を考慮するなら、軽量なレンズや手ブレ補正機能を搭載したモデルが理想的です。

また、動体撮影をする場合は、高速・高精度なオートフォーカス性能もチェックしましょう。用途に応じたレンズを選ぶことで、撮影の自由度が格段に広がります。

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