
Cover photo by ザワ
スマートフォンのカメラ性能向上が進む中で、コンパクトカメラ市場に新たな動きが生まれています。〈Canon〉は若者のニーズに応える形で、高性能なコンパクトカメラの生産を強化すると発表しました。
特に「PowerShot G7 X Mark III」のようなモデルが人気を集めており、今後の市場の動向にも注目が集まっています。
コンパクトカメラ市場の復活とCanonの戦略
長年、縮小傾向にあったカメラ市場ですが、2024年にはCanonのカメラ売上が前年比6.5%増加し、特に第4四半期には14.6%もの成長を記録しました。中でも、若者の間で「スマホでは撮れない写真」を求める動きが強まり、コンパクトカメラの需要が拡大。

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〈Canon〉はこの流れを受け、「PowerShot G7 X Mark III」などのハイエンドコンパクトの生産を増やし、販売を8.4%伸ばす計画を明らかにしました。
スマホとの差別化で生まれる新たな撮影体験
コンパクトカメラは、スマートフォンでは実現しにくい高画質撮影を可能にします。「PowerShot G7 X Mark III」は、1.0型の積層型CMOSセンサーとF1.8-2.8の明るいズームレンズを搭載し、ボケ味のある写真や高感度撮影が得意。Vlog撮影にも最適で、SNS世代のクリエイターにとって魅力的な選択肢となっています。

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〈Canon〉は今後も高級コンパクト市場の強化を進めるとされ、より多くのユーザーがスマホを超えた撮影体験を楽しめるでしょう。