写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈PENTAX K-1 Mark II〉を愛用するつばさ製作所さんが登場。
ストリートフォトは、日常の中に潜む小さなドラマを捉える魅力的な手法。過去の連載でも愛機とストリートフォトの関係性や魅力を特集したつばさ製作所さんが語る、サークル<Street>での活動を通じて、都市の風景や人々の瞬間を切り取る楽しさ。そして、参加クリエイターが共有する作品から得られるインスピレーションや撮影を通じて感じるシンクロ感に迫ります。
〈PENTAX K-1 Mark II〉基本情報
PENTAX K-1 Mark IIは、有効約3,640万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラです。最高ISO819200の高感度撮影が可能で、暗所でもノイズを抑えた高画質を実現します。5軸5段の手ブレ補正機構により、手持ち撮影でも安定した写真が得られます。風景やポートレートなど、幅広いシーンで活躍するカメラです。
わたしはcizucuのいくつかのサークルに参加しています。今回はサークル<Street>での活動を例にサークルの愉しさや活用方法について紹介したいと思います。
サークル<Street>とは
サークル<Street>は、”Find a tiny drama in the street(ストリートスナップで捉えた小さなドラマについて)”というテーマをもとに展開されています。
小さなドラマが日々投稿されており、過去の投稿を見直してみると、わたしは2024年4月16日に初投稿していました。そこから毎日サークル活動し、いまに至るという状況です。
自分の中での活動ルール
わたしは基本的に当日の撮り下ろしを投稿することにしています。その日に見つけた小さなドラマを1枚、その日のうちに作品として表現してみようと思ったのです。日々の撮影の中でも「小さなドラマ」を頭の片隅に置いて都市を眺めています。
2023年後半からはF1.4の50mm単焦点レンズを多用しており、PENTAX K-1 Mark IIとセットで2kg近くになる重量級なのですが、見た目と重心バランスともによいです。
このカメラとレンズのベストな組み合わせで、自分の実力以上の作品を生み出せているのは間違いありません。ほぼF1.4オンリーで撮っていますね。
インスピレーションを受ける
参加メンバーから投稿される作品からは多くのインスピレーションを受けます。「自分もこんなアングルで撮ってみよう」とか、「そういうテクニックもあるんだな」などと刺激を受ける毎日です。単独で活動していたら、きっと広がりが少なかったことでしょう。
シンクロナイズを愉しむ
撮影している地域や場所は違っていても、同じようなシチュエーションの作品が並ぶときがあります。参加メンバーの方と会話をしたことはありませんが、気持ちがシンクロしたようで、ニンマリしてしまいます。
写真を用いたノンバーバルコミュニケーションができているのかもしれません。
みなさんも各サークルに参加してみてはいかがでしょうか。自分でサークルを立ち上げることも可能になっているため、活動の輪が広がることでしょう。
INFORMATION
cizucu認定ライター
東京の都市風景を追いかけています
cizucu:つばさ製作所
つばさ製作所
@tsubasa_mfg