写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈SONY α7 III〉を愛用するfujikkoさんが登場。
心が揺さぶられる瞬間を写真に残す理由や、日常の風景が特別に感じられる瞬間、そして旅先での挑戦とカメラを通じて得た「生きる実感」について語ります。
〈SONY α7 III〉基本情報
有効約2,420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、広いダイナミックレンジと高感度性能を実現しています。撮像エリア全体の約93%をカバーする693点の像面位相差AFセンサーと425点のコントラストAF枠により、高速かつ高精度なオートフォーカスが可能です。
常用ISO感度は最高51,200まで対応し、低照度環境でもノイズを抑えた撮影が可能です。また、ボディ内に5軸の手ブレ補正機構を搭載し、手持ち撮影時のブレを効果的に抑制します。さらに、最高約10コマ/秒のAF/AE追随高速連写が可能で、動きの速い被写体も確実に捉えます。
心が揺さぶられる瞬間を残す
私がカメラを手にする理由は、心が揺さぶられる瞬間を逃したくないからです。人の記憶はときに都合よく、あるいは曖昧に変わっていきます。良いことも悪いことも、現実をそのままの形で写真に残しておきたいと思いました。それは、自分にとっての「真実」を後に確かめられる手段でもあります。
日々の生活に意識を向ける
写真を撮るという行為は、日々の生活の中に意識を向けるきっかけにもなります。何気ない風景や何度も見ている家族の笑顔が、カメラを通すと特別なものに感じられる。そんな体験を通じて、日常に感謝したり、悲しんだり、考えたりする時間が増えました。
変わった景色
旅をしていた頃も、カメラは常にそばにありました。カメラ友達と冒険に出たり、ひとりで挑戦したりする中で、喜怒哀楽に満ちた瞬間を写真に残すのが好きでした。ただ感じるだけではなく、写真にすることで生きている実感を得られた気がします。
また、撮った写真をもとに記憶を辿る旅をするのも楽しみのひとつです。当時の思い出話をすることもあれば、実際に再び訪れてみることもあります。当時とは変わった景色を目にするたび、自分が確かに前に進んでいることを実感するのです。
写真を撮り続けること
私は、生きることに無関心になるのが怖かったのかもしれません。写真は、私が自分自身の感情に触れ続けるための方法です。カメラのファインダー越しに見える世界は、時に厳しく、時に優しく語りかけてくれます。
その対話の中で、私は「今」を生きていることを実感します。
写真を撮り続けること。それは、私が人生と向き合い続けるための一つの方法なのです。そして、その写真が、誰かの心に残り、何かを伝えることができれば、それ以上の喜びはありません。
INFORMATION
cizucuオフィシャルクリエイター
家族と思い出を物撮りします
cizucu:fujikko / @fujikko
Instagram:@i.am.fujkko
fujikko
@fujikko