雨が上がった後、街中や自然に広がる水たまりがいつもと違う世界を映し出してくれることに気づいたことはありませんか?そんな「リフレクション写真」は、日常に潜む非日常を切り取る面白い方法です。
今回は、手軽に楽しめるリフレクション写真の基本とコツをご紹介します。
雨上がりがベスト!「水たまり」を探してみよう
リフレクション写真を始めるなら、まずは雨上がりの道端に注目してみましょう。都会では舗装された道路が多く、適した水たまりを見つけるのが難しいかもしれません。その場合は、公園や郊外、地面の色が暗い場所を探すのがおすすめです。
水面が大きく風が少ない日を狙うと、反射がきれいに撮れます。カメラやスマホを地面に近づけ、角度を調整して空や建物が映り込む位置を探しましょう。
撮影のコツ!幻想的な世界を描くには?
リフレクション写真では「ピントの位置」がポイントです。水面に漂う葉や泡にピントを合わせると、背景の反射がぼやけて幻想的に。逆に、実像にピントを合わせると反射が広がり、不思議なトリック写真に仕上がります。
また、風景や夜景ではF8〜11程度の高いF値と低いISO感度でシャープに撮影するのがおすすめ。雨上がりの夕方や夜間は、街灯の反射が一層ドラマチックな写真を生み出します。
発想を広げて「身近な反射」を楽しもう
リフレクションは水面だけではありません。スマホの画面や窓ガラス、鏡なども活用できます。これらのアイテムを使えば、雨の日でなくても、遠出せずとも手軽にリフレクション写真が楽しめます。
例えば、スマホの画面を水平にして空や街並みを映し込んだり、ガラス越しに夜景を撮ると独特の質感が得られます。身近なアイテムでクリエイティブな撮影にチャレンジしてみましょう。