写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈PENTAX K-1 Mark II〉を愛用するTsubasa Mfgさんが登場。
カメラを選ぶ理由の一つが、「このカメラで撮ったときの色が好き」というもの。黒が締まるカメラや、緑が鮮やかに映えるカメラなど、メーカーごとにこだわりをもった色作りをしています。そんな、自分らしさを表現するカメラを私なりの目線でお届けします。
〈PENTAX K-1 Mark II〉基本情報
有効約3,640万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載し、アクセラレーターユニットとPRIME IV画像処理エンジンの組み合わせにより、最高ISO 819200の高感度撮影を実現しています。
また、Pixel Shift Resolution System IIを搭載し、手持ち撮影でも高精細な画像を得ることが可能です。5軸手ブレ補正機構「SR II」により、さまざまなシーンで安定した撮影が可能です。さらに、明るく広い視野を提供する光学ファインダーや、フレキシブルチルト式液晶モニターなど、撮影者の利便性を高める機能も備えています。
いろづくり
色作りのことをイメージ調整といい、ピクチャーコントロールシステム、フォトスタイル、フィルムシミュレーションなど各社によって呼び方はさまざまです。PENTAXブランドのカメラでは「銀残し」「雅」「里び」「リバーサルフィルム」といった印象的な色味が用意されています。
また、最新のミラーレスカメラではイメージ調整された状態を、ファインダーや背面モニタで確認しながら撮影することを可能にしています。
被写体とイメージ
被写体によってマッチするイメージ調整パターンが変わってくることもあります。各カメラのイメージ調整の特性を理解し、シーンに合わせて使い分けてみると、今までよりも、もっとイメージに近づく、写真を撮ることができます。
自分だけのカスタマイズ
気に入ったイメージ調整パターンが見つかったら、設定を変えて自分だけの色味にしていくのも楽しみの一つになるはずです。 オリジナルのイメージ調整プロファイル(カメラ撮影の設定)を他の人と共有できるサービスを提供しているメーカーもあります。
最後はデータで
イメージ調整を反映させた写真データはカメラ内現像かカメラ付属の現像ソフトで出力できます。市販の現像ソフトに対応しているケースも一部あります。
いつも使っている現像・レタッチソフトで作業したい場合、JPEGデータでは調整できる範囲が狭いため、TIFF形式など情報を多く保持しているデータ形式で出力してください。そうすることで最後の追い込み作業が可能になります。
INFORMATION
cizucu認定ライター
東京の都市風景を追いかけています
cizucu:Tsubasa Mfg
つばさ製作所
@tsubasa_mfg