Cover photo by テラダラテ
写真で日常の美しさを記録する楽しさは、インテリア撮影でも同じです。お気に入りの家具や空間を、センスよく切り取る技術を身に付ければ、インテリアの魅力をより深く楽しめます。
実は、ちょっとした工夫だけで写真の質は劇的に変わります。今回は、初心者から経験者まで楽しめる撮影のポイントをご紹介します。準備から実践、最後の仕上げまで、インテリア写真を撮る方法をお届けします。
Photo by uhe
インテリア写真を撮影する準備
インテリア写真の出来栄えは、事前の準備で大きく左右されます。まずはテーマを設定しましょう。「北欧風」「モダン」など、撮りたい雰囲気を決めて、それに合うアイテムを配置します。
また、スマホやカメラのグリッド機能をオンにして、部屋の直線を水平垂直に整えるのも大切なポイント。これだけで、写真全体のバランスがぐっと良くなります。
Photo by RYUURI
さらに、撮影は自然光を活用するのがおすすめ。昼間の柔らかな光を使えば、特別な機材がなくても、インテリアの魅力を引き立てられます。
魅力を最大限に引き出す実践テクニック
準備が整ったら、いよいよ撮影に挑戦です。立った目線ではなく、座った高さから撮ると奥行きが生まれます。おすすめの高さは床から60～80cmほど。
Photo by お茶碗蒸し
また、写真には主役をひとつ決めるのがコツ。お気に入りのソファや小物にピントを合わせ、背景をぼかすポートレートモードを活用すると、主役が際立ちます。さらに、「手前」「中央」「奥」という構図を意識してみましょう。
編集で写真をさらに魅力的に
撮影後は編集で仕上げます。明るさや色味を微調整するだけでも、写真の雰囲気は大きく変わります。暖かみを出したいときはオレンジ系、涼しげな印象を求めるなら青系のフィルターを試してみましょう。
構図が気になる場合はトリミングを使って、水平や垂直を整えるのもポイントです。
