今年ももう終わりに近づいていますが、2025年のカメラ業界はどのように進化するのでしょうか?最新の技術動向や懐かしいトレンドの復活が交差し、注目すべき年になりそうです。
今回は、新しい製品やトレンドを掘り下げ、来年にリリースが期待されるカメラや技術をご紹介します。
デジタル時代に蘇るコンパクトカメラ
2025年には主要メーカーが再びコンパクトカメラ市場に参入すると予想されています。特に、ソニーやキヤノンが高級志向の固定レンズモデルを発表する可能性が高いとされています。
この流れは、フィルムカメラの復興やレトロなデザインへの関心が高まる中で、若い世代やクリエイター層からの需要を受けたものです。手軽さとデザイン性を兼ね備えたカメラが、スマートフォンでは得られない撮影体験を提供するでしょう。
フィルムカメラの復活、さらなる拡大
昨年成功を収めたペンタックスの「Pentax 17」に続き、フジフイルムが新たな35mmフィルムカメラを発表するのではと噂されています。この新モデルは高性能ながら固定レンズを採用し、フジフイルムのフィルム生産拡大とも連動した動きになる可能性があります。
アナログ写真の魅力が再評価される中、これらの製品はフィルム写真愛好家だけでなく、新しい世代のフォトグラファーにも訴求することでしょう。
高解像度の進化と中判市場の拡張
高解像度カメラの分野では、ソニーのα7R VIが80メガピクセルセンサーを搭載し、次世代の画質基準を引き上げるのではないかと見られています。
また、フジフイルムの中判カメラGFXシリーズでは、より高速なスキャンセンサーを搭載した低解像度モデルが登場し、写真と動画の両方で性能向上が期待されています。特に中判シネマカメラ市場へのさらなる参入は、プロフェッショナルユーザーの注目を集めるでしょう。