12月は冬の澄んだ空気と街を彩るイルミネーションが楽しめる季節。幻想的な夜景や雪化粧の風景、冬らしいイベントまで、カメラが喜ぶ被写体が豊富です。
今回は、12月にぴったりのおすすめ被写体と撮影のポイントを詳しくご紹介します。
イルミネーション
12月といえば、街を彩るイルミネーションが欠かせません。煌びやかな光のトンネルや、クリスマスツリーの輝きはロマンチックな雰囲気を写真に収める絶好のチャンスです。
撮影のポイントは、単焦点レンズを使い、明るいF値で玉ボケを活かした写真を撮るのがおすすめ。また、クロスフィルターを使うと光の筋が際立ち、より幻想的な仕上がりになります。露出補正をプラスに設定することで、光の輝きを引き立てることができます。
東京ミッドタウンやあしかがフラワーパークなど、イルミネーションの名所もたくさんあります。
雪景色
冬の雪景色は日常を忘れる美しさを提供します。降り積もった雪や凍った湖など、寒い季節にしか撮れない一瞬を楽しみましょう。
撮影のポイントは、広角レンズで風景全体を捉えると、ダイナミックな構図が作れます。白飛びを防ぐために露出を少しアンダーに調整し、青空とのコントラストを強調すると、印象的な写真に仕上がります。富士山や白川郷などが撮影スポットとしておすすめです。
ふたご座流星群
12月中旬に見られるふたご座流星群は、冬の夜空を彩る自然のショー。カメラを夜空に向けて、流れ星を捉えてみましょう。
撮影のポイントは、三脚を使い、長時間露光で広角レンズを活用するのがおすすめ。シャッター速度は15~30秒を目安に設定し、星空全体の動きを写真に残します。月明かりが少ない場所を選ぶと、より鮮明な星空が撮影できます。北海道・美瑛町や長野県・阿智村がおすすめスポット。
クリスマス料理とスイーツ
12月の食卓は豪華な料理やデザートが並びます。ローストチキンやクリスマスケーキは、季節感あふれる被写体です。
撮影のポイントは、広角レンズで全体を撮るか、単焦点レンズでディテールを捉えると印象的な写真になります。赤や緑の小物を背景に配置すると、よりクリスマスらしい雰囲気が演出できます。
温泉街の情緒
寒い季節に行きたくなる温泉街は、湯気が立ち込める情緒あふれる風景が撮影できます。
撮影のポイントは、標準ズームレンズで建物全体の雰囲気を撮るのがおすすめ。寒暖差で湯気が際立つ朝の時間帯に撮影すると、幻想的な写真が撮れます。浴衣姿をポートレートで撮影するのも一興です。
寒い季節でもカメラを持って外に出れば、冬ならではの素敵な光景が待っています。今年の12月は、ぜひカメラを通して季節の美しさを探してみてください!