
Cover photo by Yukihiro
ハロウィーンが近づくと、普段とは違う夜の撮影アイデアが思い浮かんでくるのではないでしょうか。
今回は、簡単に実践できるハロウィーンにぴったりな夜のホラー撮影テクニックをご紹介します。ライトペインティングやホワイトバランス調整を使って、自分だけの「怪しい夜」を演出しましょう!

Photo by Tsubasa Mfg
長時間露光で「ゴースト」を描く
長時間露光を使用すると、幽霊のような残像を写し出すことが可能です。カメラを三脚に固定し、シャッター速度を遅く設定。被写体が少し動くことで、幽霊のようなブレが生じ、独特の雰囲気を生み出します。

Photo by Yukihiro
また、光るワイヤーや懐中電灯を使ったライトペインティングもオススメ。赤や青のフィルターを装着して発光させることで、血のような赤や冷たい青の光が漂う幻想的なシーンが完成します。
ホワイトバランスで冷たい雰囲気をプラス
ハロウィーンの撮影には、温度設定で雰囲気を変えるホワイトバランス調整が効果的です。ケルビン値を2000~3000Kの低めに設定し、写真全体に冷たい青みを帯びた色合いを加えると、怖さが引き立ちます。

Photo by chiyochan
また、白黒で撮影するのもオススメ。モノクロにすることで、被写体の影や光のコントラストが際立ち、よりドラマチックな効果を生み出します。
撮影後の編集で「怪しさ」を強調
撮影が終わったら、編集ソフトでさらに雰囲気を作り込んでいきましょう。コントラストを強め、画像に粒子感やノイズを加えると古いホラー映画のような仕上がりに。また、スモークのレイヤーを追加して、「霧のかかった夜」のような雰囲気を再現するのも効果的です。

Photo by ぐーぐーくじら
小道具や背景に木々や廃墟を取り入れることで、まるでホラー映画のワンシーンのような完成度の高い作品が出来上がります。