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2024.10.20

Adobeの新技術!「Camera to Cloud」と「コンテンツ・クレデンシャル」 | Release #349

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Cover photo by fujikko

〈Adobe〉が年次イベント『Adobe MAX 2024』で発表した最新技術「Camera to Cloud」(C2C)と「コンテンツ・クレデンシャル」が、クリエイターの作業フローを劇的に変えることが予測されています。

カメラから直接クラウドにデータをアップロードできる「C2C」は、撮影・編集の効率を大幅に向上させるだけでなく、作品の信頼性を高めるための新たなツールも提供します。

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Photo by the Oji brown

Camera to Cloudでスピーディーな映像制作

〈Adobe〉が提供する「C2C」は、カメラで撮影した映像や写真を、PCやスマートフォンを介さずに直接クラウドへアップロードできる機能です。今回の『Adobe MAX 2024』では、キヤノン、ニコン、ライカといった新たなカメラメーカーがC2C対応を表明。

これにより、撮影データは瞬時にFrame.ioに送られ、編集者やクライアントがリアルタイムでフィードバックできる環境が整いました。プロキシ映像を使用することで、ネットワーク環境が不安定な場所でも効率的な作業が可能となり、制作時間の短縮に繋がります。

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Photo by ⋆* 粋 -sui- ⋆*

静止画にも広がるC2Cの可能性

「C2C」は元々動画用に設計された技術ですが、『Adobe MAX 2024』では静止画のサポートも拡大しました。JPEGやRAWといった形式での写真をFrame.ioにアップロードし、すぐにAdobe Lightroomのクラウドストレージで編集することが可能です。

この機能により、フォトグラファーと編集者がリアルタイムで協力し、即座に写真の修正やフィードバックが行える新しい制作体験が実現します。

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Photo by tamu1500

コンテンツ・クレデンシャルで作品の信頼性を確保

〈Adobe〉のもう一つの革新的な技術「コンテンツ・クレデンシャル」は、撮影者や編集者などの情報をデジタルコンテンツに紐づけ、作品の来歴や真偽を確認できるツールです。これにより、誰がどのようにコンテンツを作ったのかが透明化され、フェイクコンテンツ対策にも大きな役割を果たします。

今後、報道機関やSNSでこの技術が普及することで、コンテンツの信頼性を担保しながらクリエイティブな活動を広げることが期待されています。

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