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2024.09.18

驚異の17Kカメラで切り開く未来の映像表現。ブラックマジックデザイン「URSA Cine 17K 65mm」 | Release #312

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©︎ Blackmagic Design

映画制作の現場が新たな革新を迎えています。ブラックマジックデザインが発表した「「URSA Cine 17K 65mm」カメラは、超高解像度の17K映像を可能にする画期的な製品です。その価格は約3,000万円と高額ですが、これまでのハイエンドシネマカメラと比較すれば、コストパフォーマンスは抜群。

このカメラは、特に独立系映画制作やハイエンド映像制作において、これまで手の届かなかったクオリティを実現し、新しい時代を切り開くツールと言えるでしょう。今回は、「URSA Cine 17K 65mm」の特徴を紹介し、新たな映像表現の未来を覗いてみます。

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©︎ Blackmagic Design

圧倒的な映像品質を支える65mmセンサー

最大の特徴は、その65mm RGBWセンサーです。解像度は驚異の17,520 x 8,040ピクセル、ダイナミックレンジは16ストップを誇ります。RGBW構造により、色彩の再現性が非常に高く、クリアで豊かな映像を生成します。

これにより、映画や商業映像だけでなく、特殊効果やポストプロダクションにおける編集の自由度も格段に向上。6K 65mmシネマカメラ「ARRI ALEXA 65」に匹敵するこのカメラは、価格面でも競争力があり、映画制作の新しいスタンダードとなることが期待されています。

高性能なストレージと接続性で効率化を追求

8TBの内蔵ストレージや10Gイーサネット、USB-C、12G-SDI出力といった接続オプションを備え、データの即時アップロードやリアルタイムの同期が可能です。さらに、Blackmagic Cloudとの連携により、プロジェクトをどこからでも管理・編集できる柔軟なワークフローを実現しています。

軽量で堅牢なマグネシウム合金製のシャーシは、機動性を重視した現場での使用にも最適です。映像制作における利便性を徹底的に追求した設計で、作業の効率を最大化します。

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©︎ Blackmagic Design

ポストプロダクションを強化するBlackmagic RAW

Blackmagic RAWフォーマットを採用しているため、撮影後の編集作業もスムーズに進行します。特に、DaVinci Resolveとのシームレスな連携が可能で、17Kの映像をリアルタイムで編集できる点が大きな魅力です。

撮影からポストプロダクションまで、これ1台で完結できるオールインワンのシステムは、独立系のフィルムメーカーや小規模な映像制作チームにとって理想的な選択肢となるでしょう。

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