〈#art〉のハッシュタグキャンペーンが9月11日(水)まで開催中です!
「芸術の秋」と言いますが、芸術とは何を指しているのでしょう。そして、私たちは何に芸術性を見出しているのでしょうか。
- 抽象的な言葉だからこそ、改めて言葉の意味や、芸術性の構成要素について考えてみましょう。
芸術性を感じる作品とは
芸術には、難しいと感じる点が一つあります。
それは、「私にとっての素晴らしい作品」が、「世間的に芸術性の高い作品」ではない可能性があることです。
写っているものや、描いているものの全てが理解できると、納得感が生まれその上でその作品の価値を感じるかもしれませんが、それは必ずしも芸術的とは言えないのです。
また、芸術性の評価は絶対的な物ではなく、時代や文化によって大きく変わり、時代を超えて再評価される作品も多くあります。
違和感を持たせる作品
その上で、どのような作品に私たちは芸術性を感じやすいのでしょうか。
一つの答えとして、「違和感を感じさせつつも調和が取れている」作品が挙げられると思います。
違和感のある組み合わせだが、美しく収まっている様は、その違和感に目を惹かれ、違和感を埋めようとそのギャップに思いを馳せることに繋がります。無秩序に組み合わされた違和感は、ノイズにしかならないですが、計算された違和感は私たちの感性に訴えかけてきます。
背景を読ませる作品
作品からエピソードを感じるものもまた鑑賞者の感性に訴えかけてきます。
ただし、このエピソードは明示的になればなるほど多くの人に理解されるものの、思考の余地が減ります。
正しい理解をさせることも時には重要ですが、作品のイメージに幅を持たせることで、鑑賞者に思考させ、様々な可能性を期待させることができれば、その作品の芸術性は高いと言えるかもしれません。
最後に
いかがでしょうか。
今回説明した芸術性はあくまで、1つの考えられる傾向であり事実と反している可能性もあります。
そもそも、芸術性のアンテナは鑑賞者の主観に依存するものですので、その人がこれまでどういう人生を生きてきたかによっても変化します。
人と違うことが当たり前の「感性」ではありますが、自分の感動する作品の傾向が理解できれば、今後のクリエイター人生もより豊かにできるのではないでしょうか。
cizucuでは、写真活動をインスパイアするハッシュタグキャンペーンやフォトコンテストをしています。アプリに登録して、最新のコンテンツをぜひチェックしてみてください。