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2024.08.28

まるで秘境…幻想的な写真が撮れる全国のトンネル5選 | Focus #287

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Cover photo by 素人カメラマン

自然や都市の風景の中で独自の視点を探し出すことは、撮影の楽しさを倍増させる要素の一つでしょう。今回は、廃線跡から知られていないマニアックなスポットまで、日本各地に点在するユニークなトンネルを紹介します。光と影のコントラスト、自然との調和、人々の生活との交差点など、それぞれのトンネルが持つ個性をぜひカメラに収めてみてください。

群馬県・アプトの道

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Photo by Monks

アプトの道は、群馬県安中市にある旧信越本線の廃線跡を利用した約6kmハイキングコースで、かつて碓氷峠を越える鉄道の一部として機能していた区間です。道中には複数のトンネルがあり、明治時代を思わせるレンガ造りのものと、重厚感のあるコンクリートのものに分かれています。歴史的背景とともに、鉄道の遺構を巡りながら自分だけの視点で撮影を楽しむことができるでしょう。

アクセス

  • ハイキングコース入口:JR横川駅より徒歩3分

新潟県・清津峡渓谷トンネル

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Photo by AO

新潟県十日町市にある清津峡渓谷トンネルは、トンネルの中から日本三大渓谷に数えられる清津峡の絶景を眺めることができる、まるでアートギャラリーのようなスポットです。このトンネルの特徴は、終点にあるパノラマステーション。そこから見る渓谷の景色は、四季折々の美しさをカメラに収めることができます。トンネル内の水鏡に映る景色も撮影する価値があり、自然と人工物が融合したアート作品のような写真が撮れるでしょう。

アクセス

  • (車の場合)関越自動車道 塩沢・石打ICより約25分
  • (公共交通機関の場合)JR越後湯沢駅よりバス「森宮野原」行に乗車、「清津峡入口」で下車後、徒歩約30分

広島県・芸備線の三連トンネル

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Photo by decomp3104

こちらは広島県と島根県を結ぶJR芸備線に位置するトンネル群で、トンネルの出口が次のトンネルの入り口に繋がるという独特の構造が特徴です。最大の魅力は、その奥行き感です。カメラをトンネルの入り口に設置し一直線に続くトンネル群を撮影すると、まるで無限に続くかのような視覚効果が生まれます。鉄道ファンだけでなく、光と影のコントラストや奥行きを表現したいカメラマンにとっても魅力的な撮影スポットとなります。

アクセス

  • JR玖村駅より徒歩約5分

愛知県・愛岐トンネル

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Photo by RYUURI

愛知県と岐阜県を結ぶ「愛岐トンネル」は、廃線となった旧国鉄中央線の一部で、現在は季節限定で公開される特別な撮影スポットです。このトンネル群は、明治時代に建設された赤レンガ造りのアーチ型トンネルが連なっており、歴史を感じさせるノスタルジックな雰囲気が漂います。特に秋には周囲の紅葉がトンネルを彩り、鮮やかな色彩と古風なレンガのコントラストが魅力的な写真を生み出します。

次回の秋の特別公開は、2024年11月23日~12月1日の9日間の予定です。特別公開期間以外は立ち入り禁止ですので注意してください。

アクセス

  • JR定光寺駅より徒歩約3分

香川県・JR讃岐財田駅近くのトンネル

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Photo by Imada Yuuki

最後はなかでも知名度の低いトンネルをご紹介。香川県の讃岐財田駅近くにあるこのトンネルは土讃線の高架下に位置し、雨などで川の水がトンネル内に流れ込むことで、幻想的な景観を生み出します。水面に映り込む光と影、そして湿気による独特の質感を活かした写真が撮れるでしょう。この場所は、静かな田舎の風景と相まって、非日常的な写真を撮影することができるため訪れる価値があります。トンネルの位置は林道山脇線の途中にあり、秘境感が強く、静かで落ち着いた撮影を楽しめる場所です。

アクセス

  • JR讃岐財田駅より徒歩約10分
    • 詳細なアクセス情報やトンネルの状況については、現地の案内やブログなどを参考にすることをおすすめします。
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