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2024.07.15

写真家 岩倉しおりに聞く 撮影におけるこだわり | Focus #257

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cover image by Iwakura shiori

クリエイターや作品、トレンドにスポットを当てる『Focus』。ノスタルジックで透明感のある写真がSNSで反響を呼んでいる写真家 岩倉しおりさんに、普段使っているカメラやフィルム、撮影中のこだわりなどについて伺ってみました。

#camera 輝きを捉える古くからの相棒

使い慣れた操作感や、写真写りを大事にされている岩倉さん。そんな彼女は長年「CONTAX Aria」を愛用しています。光を綺麗に捉えるカールツァイス製のレンズに対応しており、軽くて持ちやすいボディが特徴のカメラです。岩倉さんの写真が活きる、クリアで美しい描写が魅力もカメラと言えるでしょう。

また岩倉さんは、風景と被写体の両方を、どちらも強調しすぎることなく捉えたいという想いがあります。「Carl Zeiss Planar 50mm F1.4」は、風景とポートレートの両方をバランスよく撮影できるとのこと。岩倉さんはご自身が動くことで画角を調整しながら撮影しているとのことです。

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Image by Iwakura Shiori | 「Carl Zeiss Planar 50mm F1.4」を使った作例

#film 「solaris」生産中止によるフィルムの悩み

もともとは「solaris」というフィルムを好んで使用していた岩倉さん。しかし、今は生産中止となってしまったことから、富士フィルムを使用しているそうです。選択肢が限られている中でも、自分に合ったフィルムを探し続けている現状だと語っていました。

#music 表現したい情景が浮かぶ音楽

撮影中にかける音楽にも、岩倉さんのこだわりを感じることができます。お気に入りのアーティストは「Hideyuki Hashimoto」さんで、彼の音楽は岩倉さんの撮影する情景によく合うとのこと。Hashimotoさんは同じ香川県出身のため、情景と音楽がつながりやすいのかもしれないと、岩倉さんは言います。また、「haruka nakamura」さんや「青葉市子」さんの音楽をかけることもあるそうです。

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Image by Iwakura shiori

いかがだったでしょうか。
多くのファンを惹きつけてやまない岩倉さんの作品づくりの裏側を、少しでもお伝えできていたら嬉しいです。今回の記事を通して、cizucuクリエイターがインスパイアされ、より多くの作品が生まれることを願っています。

INFORMATION

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Iwakura Shiori

主な活動歴
香川県在住の写真家。うつろう季節や、光を大切に、フィルムカメラをメインで撮影している。地元で撮影した写真を中心にSNSで作品を発表する他、写真展の開催。CDジャケットや書籍のカバー、広告写真などを手掛ける。
X : 岩倉しおりiwakura shiori
Instagram:iwakurashiori
Website:iwakura shiori
主な作品 2019年3月、初の写真集『さよならは青色』(KADOKAWA)
cizucu:Iwakura shiori

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