cizucu主宰『Home Home』受賞発表 | Challenge #118

『Home Home』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。

今回のテーマは、〈心に留まる故郷〉です。

「故郷」と聞くとどのような景色を思い浮かべますか？生まれ育った地元、学生時代に足繁く通ったお店、あるいは一度しか訪れたことがないのになぜか心に残る民宿など、心に留まった景色が思い浮かぶのではないでしょうか。

本コンテストでは、訪れると「帰ってきたな」と感じられるような景色やシーンを捉えて応募いただきました。

それでは、応募作品と受賞作品をご紹介いたします。

永山敏也
「望郷　沖縄本島中部のうるま市、勝連半島の沖に浮かぶ津堅島。観光地化されずにひっそりと沖縄の原風景を残す。３０年前に訪れた同じ民宿の部屋の窓から見える風景に思いを馳せる。」

📷 Apple | iPhone 13 Pro

cizucu編集部
30年来に訪れた民宿からの景色を写した一枚。時間が経ってもまた訪れたくなるような場所には、きっと心に留まった理由があったのだと思います。土地と結びついた原風景を思い出させてくれる作品です。

kazikr

📷 SONY | ILCE-7S

cizucu編集部
窓の向こう側のマンションを写した一枚。子どもの頃、何気ない景色にただ心を奪われ、意味なく窓の数を数えたりしていたことを思い出します。心に留まる故郷には、子ども心をくすぐる景色が潜んでいるのかもしれません。

Jang Kumi
「飛沫を上げろ」

📷 NIKON D810

cizucu編集部
能登町で続くあばれ祭を写した一枚。写真からも伝わる躍動感が、見る人の心を離さず、祭りが長く続いてきた理由なのかもしれないと想像しました。心に残る故郷には、人々の心を掴む行事があることでしょう。

Tsubasa Mfg
「故郷にある食堂　この街には食堂は1軒しかなくて、小学校への通学時、この食堂から漂ってくるうどんのだしの香りがとてもおいしそうと感じていたのを思い出す。今日は閉まっていたけれど、平日は営業されていることを父から聞いて安心した。」

cizucu編集部
ずっと前から故郷にある食堂を写した一枚。まち唯一の食堂が今も残っていて良かったです。当たり前にあった景色だからこそ、心に留まり続けることもあることでしょう。

ザワ

cizucu編集部
公園にある滑り台を写した9枚の組み写真。どこかの公園でしょうか。心に留まる景色は、必ずしも鮮明ではないかもしれません。それでもスイッチが押されたように、ノスタルジーを思い起こす故郷の景色を、モノクロ写真としてうまく表現しています。

いかがでしたでしょうか。作品を通して、皆さんの故郷を見ることができてとても光栄でした。
心に留まる風景とその理由は千差万別。記憶に残る故郷を、それそれの写真を通して愛し続けられる可能性が感じられたコンテストとなりました。また故郷を写した際は、cizucuコミュニティで共有してくださいね。

それでは次回のコンテストでお会いしましょう。