![2024-06-layer-cover-image](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/dd52a4bcbb9843ae80575490eac84974/2024-06-layer-image-cover.jpg?ar=1200%3A630&fit=crop&auto=format%2Ccompress&w=3840&q=75)
cover image by 素人カメラマン
写真は奥行きを表現する媒体の一つとして、大きな可能性を秘めています。奥行きを生かした撮影は、写真に立体感やリアリティを与え、観る人を作品の世界に引き込みます。
今回は特にレイヤーを意識して奥行きをつけた作品について見ていきます。様々な写真を通じて、奥行きが生み出す立体感に触れ、制作における新たな視点を見つけましょう。
関連性の薄い被写体を並べる
![2024-06-layer-image-3](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/f2bf466c0ec541a3b1523ea63d1fb9f3/2024-06-layer-image-1.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by hhhiroooki
レイヤーを利用した撮影は、同一線上の異なる距離に複数の被写体があり、わざと一方にピントを合わせてもう一方の被写体をぼかすことです。
この2つの被写体は多くの場合、密接に関連しています。よって、反対に関連が弱い2つの被写体が並ぶと違和感が生まれ、間を保管するためにストーリーを作り出し、2つの被写体が相互に良い影響を与えます。
2つの被写体に強弱をつける
![2024-06-layer-image-6](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/2b0846d420514aeda2fd7cad83c43b36/2024-06-layer-image-2.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by F5.6
2つの被写体に強弱をつけることで、メインの被写体に要素を付け足すことも可能です。奥に写る夜の道路ですが、手前の窓に残る雨粒によって、ひどい雨が降っているという要素が付け加えられています。個人的には、手前の水滴にピントが合っているのも、奥の被写体が個別の対象ではなく、風景として広く捉えるものだから良さが引き立っているなと感じました。
![2024-06-layer-image-8](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/e9a9e60b9c4a4c9daaf8f3fe717fe61e/2024-06-layer-image-3.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by ユウ3850
最後に
いかがだったでしょうか。
奥行きを活かした撮影といっても方法は様々ありますが、レイヤーと被写体の関連性を意識することで、より一層魅力的な撮影が可能になるのではないでしょうか。
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