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cover image by Kyoka
夏の夜空に咲く花火、その一瞬の輝きと儚さは、まさに夏の風物詩です。花火の美しさをカメラに収めることは、簡単なようで実は奥が深いもの。
今回は、花火の魅力を最大限に引き出すためのコツを3つご紹介します。
花火のスケール感を広角で表現
打ち上げ花火の迫力を最大限に伝えるには、広角レンズが効果的です。構図を決める際には、花火の上が見切れたりしないよう、画面全体のバランスを確認しましょう。
カメラ設定は開放F値、シャッタースピードとISO感度を調整します。手持ち撮影の場合は、素早く縦向きで構える準備をしておくと良いでしょう。
![2024-06-fire-works-image-4](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/9584e7a6afa54e0a95d8d924740783ac/2024-06-fire-works-image-1.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by decomp3104
花火をぼかして切なさを表現
終わりかけの花火をぼかすことで、切なさを表現してみましょう。ピントを少し甘くすると、小さな花火も大きく見せる効果もあります。
人のシルエットを入れる場合、花火に露出を合わせると影絵のようになり、見る人の想像をかき立てます。シルエットは横顔や仕草がわかりやすいものを選び、夏らしいアイテムを使うことで過剰な演出を避けます。
![2024-06-fire-works-image-7](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/58e91ffcc539413f942b7c5a43b887e5/2024-06-fire-works-image-2.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by 中嶋 凌 / Nakajima Ryo
手持ち花火は空が明るいうちに
手持ち花火は、空がまだ明るさを保っている時間帯に撮影するのがポイントです。これにより、露出を確保できブレない写真を撮ることができます。海岸など開けた場所で撮影すると、花火や空が波打ち際に反射して、雰囲気が一層引き立ちます、
手持ち花火の火花を玉ボケにするためには、シャッタースピードを速く設定し、ブレず撮影できるように注意してください。撮影者自身も花火を持つことで、輝きを追加し、モデルとの一体感を演出できます。片手でカメラを持つ場合、事前に設定を決めておき、ピントに集中することが大切です。
![2024-06-fire-works-image-10](https://images.microcms-assets.io/assets/602ef6e805c54eec922fbce6bcb26986/ff7ea0bd62114b6b8e749d63942de523/2024-06-fire-works-image-3.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=max&w=3840&q=75)
Image by ayako
いかがでしょうか。
花火撮影は、一瞬の輝きを捉える楽しさと難しさが魅力です。夏の思い出を美しく残すために、ぜひ思い切っシャッターを切ってみてください。夏夜の息吹きが、写真からも伝わるはずです。