街を歩くと、色んなコンセプトを持ったお店が並んでいます。
お店の一つひとつは、オーナーさんのこだわりが詰まった大切な場所とも言えるはず。そんなこだわりを作品で表現してみませんか?街のお店のおすすめ撮影シーンと撮る際のコツをご紹介します。
なぜか目が引かれる看板
個性的なフォントに、印象的な色使い。お店の看板の写真は、その土地の雰囲気を伝える作品にもなります。どうしても目が引かれてしまう印象的な看板を見つけて、カメラに収めてみてください。
看板のデザインをしっかりと捉えるために、正面から撮影すると良いでしょう。その際に、背景の建物や街並みも一緒に収めると、全体の雰囲気が伝わります。看板に自然光が当たっている時間帯を狙うのがコツです。
ちょっぴり「通」な渋いお店
少し裏の路地に入ってみると、歴史あるちょっぴり「通」な渋いお店が隠れているものです。街の歴史や文化を感じさせる被写体を活かして、ノスタルジーが掻き立てられるような一枚を捉えてみてください。
お店全体の雰囲気を伝えるためには、外観を広角レンズで撮影すると良いでしょう。古びた看板や暖簾、入り口の装飾など、細部に焦点を当てるとお店の個性が際立つはずです。また、渋い外観のお店はモノクロ写真にすることで、さらに味わい深い雰囲気を演出できます。
店内にあった気になる置物
なぜか気になってしまう。そんな置物を店内で見かけたことはありませんか?ときに「非売品」のタグがついている置物たちは、お店のコンセプトや世界観を表現する要素でもあります。もしかしたら店員の思い出の品なのかもしれません。
置物を際立たせるためには、背景をぼかして撮影する「ボケ効果」を活用しましょう。また、自然光が入る場所や、明るい照明の下で撮影すると、置物のディテールがはっきりと写ります。正面、横、上からなど、さまざまなアングルから撮影してみるのも良いかもしれません。
お店ではたらく人々の姿
店内にある商品や装飾だけでなく、はたらく店員さん達に注目するのもおすすめです。いつだってはたらく人の姿はかっこいいもの。活気や温かさを感じさせるような、自然な表情を捉えてみましょう。
大切なのはリラックスした自然な雰囲気で撮影をすること。接客や作業の動きを捉えると、臨場感のある写真になります。シャッタースピードを調整して、動きをブレずに撮影しましょう。その際、お店の雰囲気が伝わるように、背景に店内のディテールを入れて撮影することを忘れずに。
青空の下のマーケット
屋根があるものだけがお店とは限りません。屋外で開かれるマーケットは、カラフルで賑やかな被写体になります。市場の盛り上がりが伝わってくるような、活気のある写真を捉えてみてください。
マーケット全体の賑わいを伝えるために、広角レンズを使って広い範囲を撮影してみましょう。また、カラフルな商品やディスプレイを活かして、鮮やかな色合いを強調してみてください。個々のディテールに焦点を当てて撮影することで、マーケットの魅力を細部まで伝えられます。
いかがだったでしょうか。
今日から、街を歩く際にお店やマーケットに注目してみてください。少し遠くから眺めるからこそ気づける、素敵なワンシーンが生まれているかもしれません。