cizucu主宰『堺色彩紀行 - まちの色、人の色』は、堺市を舞台に南海電鉄サポートのもと開催した特別なフォトコンテストです。本コンテストでは、堺市の魅力発掘とプラットフォームとしての新たな才能の発掘・コミュニティの支援を目的にしています。
〈堺市の多彩な魅力〉をテーマに、建物、海や山といった風景の美しさはもちろん、こだわりのお店や地域に根差した昔ながらの喫茶店など、色とりどりの個性を捉えた作品を募集いたしました。まだ知らぬ堺市の表情や個性を写真に収めた、素晴らしい作品がたくさん応募されました。
※ イノベーションを創出するスタートアップとして、堺市の事業「令和5年度 堺市スタートアップ実証推進事業(トライアルラウンドテーブル)」に採択されています。
受賞作品紹介
旧堺燈台
てっとう日和
📷 Canon EOS KISS M
cizucu編集部
旧堺燈台の歴史を照らし出す光と現代性が交錯する一瞬を捉えています。ブルーアワーの淡い空の下で、燈台の優しい灯りが確かな存在感を放ち、周囲の星型の光はまるで過去への道しるべのようです。高速道路の力強い構造と階段の穏やかな曲線が、この地の変遷と成長を象徴し、青い時刻の静けさの中で堺市の静かな美しさを語りかけています。
大仙公園 日本庭園
栄樹
📷 FUJIFILM X-T30
cizucu編集部
大仙公園の日本庭園の美しさを、秋の紅葉を通して捉えた鮮やかな作品です。赤く染まった葉が庭園の静けさを際立たせ、水面に映るその色彩は、観る者を魅了しmさう。庭園の建築は落ち着いた色合いで、自然の美しさを引き立てる舞台のように見えます。季節の移ろいの中でさえも変わらぬ、伝統的な日本庭園の落ち着きと平和を表現しており、堺市の自然と文化が織りなす独特の調和を見事に示しています。
百舌鳥八幡宮
ゆらぎ
cizucu編集部
堺市の文化と地域コミュニティの結束を強く感じさせます。白い法被に赤い文字が映える参加者たちの背中は、重厚な神輿を担ぎながらも一体感と誇りを共有しているようです。鮮やかな赤色の神輿が青空の下で特に目を引き、伝統的なお祭りの色彩と活力を際立たせています。この一枚には、堺市の歴史を祝う豊かな伝統と、それを受け継ぐ市民の熱意が凝縮されており、観る者に強い印象を残します。
堺市都市緑化センター
youmage
cizucu編集部
堺市都市緑化センターで撮影されたこちらの作品は、植物の驚くべきディテールと色彩の鮮やかさを捉えています。植物の鮮やかなマゼンタと緑の葉から、人間が作り出すことはできないほどの色彩の細かさと神秘さが伝わります。葉の上に穏やかに留まる水面は、生命の持つ繊細さと、堺市が大切にしている緑化と生態系の保全の象徴です。都市環境の中で見出される自然の美しさと、市が緑の豊かさを価値あるものとして扱うあり方を物語っています。
フェニーチェ堺
Shou
cizucu編集部
フェニーチェ堺でのクリスマスイベントの躍動感溢れる瞬間を捉えており、コミュニティのつながりや冬の祝祭を楽しむ様子が伝わってきます。この瞬間は、堺市がいかに多様な才能を育み、人々が集う場所を提供しているかの証であり、このまちの文化的な豊かさを色鮮やかに表現しています。
阪堺電気軌道阪堺線・寺地町駅
the Oji brown
📷 SONY ILCE-7M4
cizucu編集部
春の訪れを告げるかのようなカラフルな花壇と、その前を行く鮮やかな青と黄色の電車が、市の活気と自然の調和を体現しており、堺市の日常を美しく切り取っています。古き良き時代を思わせるレトロな電車のデザインは、堺市の豊かな歴史を現代につなげるハシゴとなっており、訪れる人々に温かな印象を与えます。堺市の日常の美しさと、まちの魅力を細部にわたって感じさせる力があります。
最後に
今回のフォトコンテストを通して、堺市の多彩な風景、文化、そして市民の皆さまの暮らしが作品によって生き生きと伝わってきました。歴史ある燈台から春の息吹を感じさせる花々、そして祭りの賑わいまで、堺市の日常は色とりどりで、豊かなストーリーを紡ぎ続けられています。
今回参加してくださったクリエイターの皆さまの創造的な視点が、応募された作品を通して、堺市の新たな魅力を発掘し、これからも多くの人々にこの地の美しさを伝え続けることでしょう。
受賞作品は、以下の場所・期間にて展示される予定です。
作品展示に関する情報
■ 場所
南海高野線・堺東駅(駅事務室横・改札内) | 地図
■ 住所
〒590-0028
大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通61
■ 期間
2024年2月1日(木)~ 2月14日(水)
ぜひ、堺市で行われる、堺市を捉えたクリエイターたちの視点から広がる町の魅力をご堪能ください。
cover image by tom