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大丸京都店協賛のフォトコンテスト「しまつのこころ」が開催されました! フォトコンテストをきっかけに、編集部も始末の精神とは何か、改めて考えてみたのですが「モノを大切にする」というキーワードは一つインスピレーションになるのではないでしょうか。
使用人がわからず、渡り歩いて残ったモノたちの終着点、古物市。ドライブの箱を掘り出してみると、昔、バックパッカーしていた頃の蚤の市の風景写真が見つかり、掘り出し写真の話を書きました。
時代が変われども、変わらないよさ
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Image by sentimental_jong
バイオリン、食器、コーヒーミル。どれもなくても生きていけるけど、なんとなく家において飾りたいものたち。必要十分なものたちは消費されるが、結局のところ嗜好性の高いモノたちは残り続けます。昔も今も「なんとなく良い」の共通項が時代を紡いでいます。
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Image by sentimental_jong
蚤の市での楽しみは、買い物だけでなく、人間観察も非常に楽しいです。何か自分の好みに合ったものを見つけるために、目を輝かせて探し回る人々。彼らは興奮し、買い物に熱中しています。彼らが何にそれらを使用するのかについて考えたり、興味津々に選んでいるガラクタの意義について考えてると、あっという間に夕飯の時間になります。
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Image by sentimental_jong
蚤の市にいくと、必ず古本を主に取り扱う出展者もいます。
古本の魅力、表紙はボロボロで、ページは黄ばんでいた。それでも、その本が語る物語は美しいものです。
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Image by sentimental_jong
イタリアで訪問した蚤の市で見つけた日本語の書籍。なぜ、ここに流れてきたのか、その理由を探し、妄想を繰り広げる時間が心地よい。日本好きのイタリア人研究者が読んだのだろうか、日本人留学生の忘れものなのかもしれません。
未来に残すために、残ったものに目を向けてみよう
新しくていいものは溢れているけれども、時代の変化に負けず劣ずらず残っているモノには、思いを馳せることができる。目まぐるしく変化する現代社会に生きる我々だからこそ、モノを媒体に過去との対話をすることで、忘れ去られた記憶を呼び起こしてみたいものです。
今週末は、近くで開催している蚤の市に出かけてみよう
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Image by Yusei
例えば京都。
毎月10日前後、京都・平安神宮前の岡崎公園には〈平安蚤の市(のみのいち)〉の鮮やかなのぼりが立ち、野外に広げられた様々な品を目当てにたくさんの人が集まってきます。もともとは「不用なものを次の誰かにつなげる場」として始まった〈平安蚤の市〉。その精神が、まさに「しまつのこころ」ですね。
京都に限らず、全国の蚤の市情報を確認できるサイトもあるので、晴れた週末はお出かけ先としていかがでしょうか?お気に入りのアイテムを見つけたら、ぜひフォトコンテスト『しまつのこころ』にも応募してみてください。