キヤノン株式会社は2023年10月2日に、「映像鮮明化ソフトウエア Version 1.0」を、2024年1月下旬に発売すると発表。同社の超高感度カメラ製品向けのソフトウェアで、AIを活用したノイズ低減処理を行い視認性向上に貢献する。価格はオープン。
超高感度カメラシリーズ(ME20F-SH / ME20F-SHN / ML-105 EF / MS-500)は、ネットワークカメラのラインナップの中でも夜間や遠方の監視用途などを想定している。こうした場合において、暗所特有のノイズやかすみの影響による鮮明度の低下が原因で、異常の見逃しリスクが高まるといった課題があり、AIを活用したノイズ低減処理を行うなど、さらなる映像の鮮明化を可能にするソフトウエアを提供することで異常時の迅速な状況把握に貢献。
独自のディープラーニング画像処理技術
自社開発したイメージセンサーや光学系の特性、さらにはカメラメーカーとして蓄積してきた膨大な画像データベースと画像処理の知見をもとに、独自開発したディープラーニング画像処理技術を採用。
この技術を用いて、超高感度カメラシリーズが持つノイズ特性を学習させたことにより、カメラ単体では避けられない低照度環境下などで発生するノイズに対して、さらなる低減処理を行うことが可能。