Since SCENE you are | Focus #11

「SCENE」という言葉から、どんなイメージが思い浮かびますか。見たことのないセレモニー、何気ない日常、決定的な瞬間でしょうか。私たちの見るモノすべては脚本のない映画のようで、常に無数のシーンが合わさり物語を作り上げています。24時間、365日止まることのないあなたのフィルム。その中で1シーンを抜き取ってみましょう。その1シーンには、写真にしかできない表現が潜んでいるかもしれません。

今回は脚本のない印象的なシーンを捉えているクリエイターの方々をピックアップし、ご紹介します。

撮影においては、線と感覚を大事にしています。 

自然風景では一写入魂の気持ちで、光を意識しながら構図とピントをきっちり確認しながら追い込む。基本は日中でも三脚使用で、フィルター活用する事も多いです。　メイン機材：SONY ILCE-A7RM5

技術的な面では、とにかく水平を意識しています。写真は初めて見たときの印象で8割決まる。 感覚的な面では、見た景色に違和感を覚えた時には1度立ち止まってシャッターを切るようにしています。「あ、なんか気になるな」「あ、きれいだな」この感覚をとても大事にしています。

私は今Canon 5D Mark4を使用していますが、はじまりはCanon様の入門機でしたし私が生まれる前の機材を使用していたこともありました。結局は機材云々よりも自分がどれだけカメラを愛し、写真を愛するかで上手さは決まってくるような気がします。 その先になにを求めるかは個人の自由ですし、機材力を求めるもよし写真愛を突き進めるのもよし、結局行き着くところは「自由」 だと考えます。 堅苦しく考えず自分の好きな物を撮影して 好きなように発信して、自分だけの形を見出しています。

いかがでしょうか。シーンの中に見つけた感動。新たなシーンとの出会いは、流動的な世界を静止画として見せてくれます。カメラを片手に街を歩いて、突然、世界がスローモーションのように感じたことがありますって？おめでとうございます。あなたはすでに写真の魅力に取り込まれるのです。