宇宙のミニチュアに写し残す独自の視点
建築写真に人は写っていない。まるで建築写真が人を避けているかのように感じる。建築物は我々に完成形を示し、そこに人物が介入する余地がないかのように見せてくる。その頑丈で不屈の姿は、まるで宇宙のようだ。建築物は宇宙のミニチュア。だとすれば、自分と建築の間にある様々な距離を図ることで、社会、自然、そして芸術の起点に立ち返られるはずだ。建築写真には、その人の視点が最も顕著に写っている。
Share your creations with #architecture
ミニチュアを通して魅せる、あなたのクリエイティビティ。〈#architecture〉をつけて投稿するための、インスピレーションをご紹介します。
Itsuki Mori
📷 Apple | iPhone 13 Pro
cizucu編集部
球という立体。三次元空間内の形状を写真という平面に捉えること。それは写真というテクノロジーが可能にした新しい表現の試しみかもしれない。
はくらく
「隙間」
📷 samsung | SC-51C
cizucu編集部
隙間の光が創り出した三角。この幾何学的な自然の法則を写すことで、まるで写真を通して建築をしている感覚になる。
Koji Takasaki
「city with typography」
cizucu編集部
窓ガラスにプリントされた文字と反射して映り込む都市の風景。空間の中で視覚的な層を重ねてゆく。
usubafilm
「足立区では団地を植木鉢にして煙突を育てています。」
📷 Praktica LTL3
🎞 Kodak Portra400
cizucu編集部
団地と煙突。複雑な都市の光景を単純な図形にまとめてしまう愉快な一枚。まるで煙突を育てている団地が足立区にありそうだ。いや、あるのかもしれない。
sysy
「Tokyo Skytree」
cizucu編集部
東京という社会の骨組み。その中に巨大な建築物中に生きる無数の人々。
枠組みを創り、枠組みの中で、枠組みを壊す。あなたの建築的な視点を〈#architecture〉をつけてシェアしてください。
2023年8月26日(土)~ 2023年月9日26日(火)の期間で「建築物」をテーマにしたcizucu主宰フォトコンテスト『Zoom in and out』を開催中です。ぜひ、この機会にコンテストにもチャレンジしてみてください!