

[運命という石] 我々は皆、運命の奴隷 ミケランジェロ 大理石を彫刻する時、着想を持たない 「石」自体がすでに彫るべき形の限界を定めているからだ 私の手はその形を石の中から取り出してやるだけ 「究極の形」は考えてから彫るのではなく すでに石の中に運命として「内在している」 人生の石(意志)と言うものがあるとすれば、自身が彫刻家であり、その石を彫り続る 最後に見る石こそが自身の究極であり終焉の形である だから「最後」に未練はない 還暦間近になるとそう思ったりする
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