キヤノン株式会社は、2024年12月5日、「EOS R5 Mark II」の最新ファームウェアVer.1.0.2を発表。バッテリー制限の一部解除やWi-Fi改善など15項目の更新内容が盛り込まれている。
新しい可能性を広げるアップデート内容
「EOS R5 Mark II」の最新ファームウェアVer.1.0.2は、23.98fps/24.00fpsのフレームレート対応やWi-Fi接続の改善など、多くの機能が強化されている。
特に、LP-E6NHやLP-E6Nバッテリーでの制限解除により、動画撮影がさらに自由に。このアップデートは、プロフェッショナルだけでなく初心者にとっても撮影体験を向上させる絶好の機会。
ファームウェアをアップデート方法
最新のカメラ機能をフル活用するには、ファームウェアのアップデートが重要です。簡単な手順を以下にまとめました。
- キヤノン公式サイトからファームウェアをダウンロード
- SDカードを初期化し、ダウンロードしたファイルを保存
- カメラにカードを挿入し、メニュー画面からアップデートを実行
アップデート内容一覧
- LP-E6NH/LP-E6N使用時、23.98fps/24.00fpsのフレームレートに対応しました。
- Wi-Fiの通信状況が[FTP転送アイコン]の色で識別できるようになりました。
- FTP転送中に「レーティング」「プロテクト」を設定できるようになりました。
- 撮影時にメディアに画像を書き込み中(BUSY中)でも、カスタム撮影モードを変更することができるようになりました。
- カメラと通信しないレンズを装着してHDMI出力を行いながら撮影を繰り返すと、カメラが操作できなくなることがある現象を修正しました。
- FTPサーバーに画像を転送中に画像のトリミングを行うと、カメラが操作できなくなることがある現象を修正しました。
- Camera Connect等のアプリケーションソフトウェア使用時にスマートフォン端末の負荷が高まると、Err70が発生することがある現象を修正しました。
- 一脚使用時に斜め方向にパンニングすると、動画モードで手振れ補正の動作が安定しないことがある現象を修正しました。
- カメラ内の画像コピー機能で複数枚指定してコピーすると、すべての画像がコピーされないことがある現象を修正しました。
- プリ連続撮影中に、他社製ストロボが発光してしまう現象を修正しました。
- 撮影直後にモニターオフを割り当てたボタンを押すと、画面が消えるまでに時間がかかることがある現象を修正しました。
- Look Fileの設定が複数のカスタムピクチャーファイルに反映されてしまうことがある現象を修正しました。
- 撮影情報の表示項目が多い状態でマルチコントローラーを操作した時に、AFフレームがなめらかに動かない現象を修正しました。
- カメラ設定の保存にカスタムピクチャーが含まれるように修正しました。
- ネットワーク通信時の動作安定性を改善しました。