株式会社ニコンは、最新のAPS-Cミラーレスカメラ「Z50II」を発表。発売日は2024年12月13日。日本での予約販売受付は、11月12日10時となっている。また価格はオープンプライスで、本体のみの市場想定価格は145,200円(税込)。
本モデルは、2019年に登場した「Z50」の進化版で、最新のEXPEED 7画像処理エンジンを搭載し、オートフォーカス精度や被写体検出機能が向上。また、色調やトーンを手軽に調整できる「ピクチャーコントロール」ボタンを新設し、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応する機能性が魅力となっている。
EXPEED 7と多彩な被写体検出でAF性能が大幅向上
「Z50II」には、ニコンのフルサイズ機「Z9」などに搭載される最新のEXPEED 7エンジンが採用されており、9種類の被写体を検出する高精度なオートフォーカス機能を実現。これにより、人物、動物、車両などが自動認識され、どの被写体にもすばやくピントを合わせることが可能。
また、1秒前からの画像を記録する「プリキャプチャー」機能も搭載し、連写性能は最大約30コマ/秒に対応する。
撮影表現を広げる「ピクチャーコントロール」ボタン搭載
カメラ上部に配置された「ピクチャーコントロール」ボタンは、撮影時にリアルタイムで色調やトーンを簡単に調整可能な新機能となっている。
さらに、ニコンのクラウドサービス「Nikon Imaging Cloud」にアクセスすることで、ニコンや他のクリエイターが作成したプリセットをダウンロードし、撮影に活用できるようになる。このようなクリエイティブ機能の強化により、好みの雰囲気を即座に反映した写真を撮影することが可能。
動画機能も強化 - 高解像4K撮影やライブ配信にも対応
「Z50II」は、動画撮影にも対応した機能を充実させている。5.6Kからオーバーサンプリングされた4K UHD動画の撮影が可能で、商品レビューに適した「商品レビューモード」も搭載。さらに、USB接続を介したWebカメラ機能にも対応しており、PCやスマートフォンに直接つなぐだけでライブ配信も可能。
クリエイターやインフルエンサーが動画コンテンツをスムーズに制作できる環境を提供する。
新製品の主な仕様
- 有効画素数:2088万画素
- 撮像素子:23.5×15.7mmサイズ ニコンDXフォーマット(APS-Cサイズ)CMOSセンサー
- マウント:ニコン Zマウント
- ISO感度:ISO 100~51200(拡張 ISO 204800相当)
- シャッター速度:1/4000~30秒
- ファインダー:0.39型 約236万ドット OLED(有機EL)電子ビューファインダー
- 画像モニター:3.2型 約104万ドット バリアングル式TFT液晶モニター(タッチパネル)
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(SDHC、SDXCはUHS-IIに対応)
- サイズ(幅×高さ×奥行き):約127×96.8×66.5mm
- 質量:約495g(本体のみ)
- 付属品:Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL25a、ストラップ AN-DC29、USBケーブル UC-E25、ボディーキャップ BF-N1