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2024.07.26

ドローン搭載の「GFX100シリーズ」を遠隔操作するためのLinux版SDKを開発 | 富士フイルム

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富士フイルム株式会社は、1億200万画素ラージフォーマットセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFX100シリーズ」を、ドローン搭載時に遠隔操作可能にするLinux版ソフトウェア開発キット(SDK)を発表。

これにより、GFX100シリーズの搭載を希望するドローンメーカーに対して、順次SDKの提供を開始する予定。第一弾として、オリジナルのオートパイロット(自動操縦機能)を搭載した高い飛行精度を持つドローンを開発している株式会社Autonomyホールディングスと協業し、同社のドローン「Surveyor IV」との組み合わせによる高精度インフラ点検の研究開発を開始する。

高精度なインフラ点検を実現するGFX100シリーズ

国内のインフラ老朽化が進む中で、維持管理における点検の重要性が高まっている。特に、高所やアクセスが困難な場所での点検には、安全性の向上が求められるため、ドローンと高画質カメラの組み合わせが注目されている。

「GFX100シリーズ」は1億200万画素のラージフォーマットセンサーを搭載し、専用の交換レンズと組み合わせることで、6100万画素の35mm判イメージセンサー搭載カメラに比べて約40%の撮影回数削減を実現。これにより、点検作業の効率化と時間短縮が期待できる。

Linux対応SDKで広がる可能性

新たに開発されたLinux対応のSDKにより、ドローンメーカーは自社のシステムに適したカメラ制御ソフトウェアの開発が可能に。これにより、富士フイルム製の超高画質デジタルカメラをリモートで操作し、ドローンと連携した高精度な撮影が実現。SDKの提供は順次行われ、さまざまな用途でのカメラ活用が期待されている。

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