富士フイルム株式会社は、手軽に楽しめるアナログインスタントカメラ「Instax WIDE 400™」(以下「WIDE 400」)を発表した。発売日は2024年7月19日。価格は未公開。
シンプルな操作で手軽に楽しめ「Instax WIDE 400™」
「Instax WIDE 400™」は、ワイドフォーマットフィルムに対応したアナログインスタントカメラである。レンズを回して電源を入れ、カメラを構えてシャッターボタンを押すだけで撮影が楽しめる。遠景モードや接写レンズを使った多彩な撮影が可能であり、セルフタイマーやカメラ角度調整アクセサリーも搭載している。同製品は「ワイドに 楽しめ もっと™(make room for more™)」というメッセージが込められており、オンラインやソーシャルメディア、店頭でのプロモーションを展開する予定である。
みんなで撮れるワイドフォーマット
ワイドフォーマットフィルムは、撮影範囲が広く、複数人でのグループショットや風景の撮影に適している。被写体だけでなく背景まで広く撮影することで、その場の雰囲気を写し出すことができ、国や世代を超えて多くのクリエイターに愛されているフォーマットである。同社は今後も、撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる”インスタントフォトシステムinstax™の世界を広げていく予定とのこと。
インスタントフォトシステム instax™の進化
日本で「チェキ™」の愛称で親しまれているインスタントフォトシステム「Instax WIDE 400™」は、1998年の発売以降、トレンドや最新技術を取り入れてきた。アナログインスタントカメラに加えて、デジタル技術を取り入れたハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンター、手のひらサイズカメラとラインアップを拡充されている。今では、カードサイズの「ミニフォーマットフィルム」、正方形の写真が撮れる「スクエアフォーマットフィルム」、ミニフォーマットフィルムの2倍の横幅をもつ「ワイドフォーマットフィルム」の3種類のinstax™フィルムが展開されている。
新製品の主な仕様
- 使用フィルム:富士フイルム インスタントカラーフィルム instax™ WIDE
- 写真画面サイズ:62mm × 99mm
- レンズ:沈胴式レンズ 2群2枚構成 f = 95mm 1:14
- ファインダー:実像式ファインダー 0.37倍 / ターゲットマーク付き
- 撮影範囲:手動2点切り替え式(0.9m ~ 3m/3m ~∞)
- 標準モード(0.9m ~ 3m)
- 遠景モード(3m ~∞)
- シャッター:プログラム式電子シャッター 1/64 ~ 1/200秒
- 露光調節:自動調節
- 連動範囲:LV10.5 ~ 15(ISO800)
- フィルム送り出し:電動式
- フィルム現像時間:約90秒(現像時間は気温によって変動します)
- フラッシュ:低輝度自動発光オートフラッシュ(自動調光)
- 充電時間:7秒以下(新品電池使用時)
- フラッシュ撮影距離:0.9m ~ 3m
- 電源:単3形アルカリ電池(LR6)1.5V 4本
- 撮影可能枚数:約10パック(当社試験条件による)
- *付属の電池はお試し用の電池となります。電池切れの場合は、新しいアルカリ電池に交換してください。アルカリ電池の性能は、銘柄によって異なります。
- *マンガン電池は使用できません。
- オートパワーオフ時間:5分間
- その他:フィルムカウンター / フィルム確認窓付
- 三脚穴(三脚は別売り)
- 大きさ(W×H×D):162mm × 98mm × 123mm
- 質量:616g(電池、ストラップ、フィルム、接写レンズ別)