株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、GODOX「X ProII」のライカ用を発表した。 発売日は2024年5月10日。価格は2万1,780円(税込)。
高速同期とワイヤレス機能に優れた、TTLオートフラッシュ送信ユニット
各社のTTLオートフラッシュに対応した送信ユニットは、1/8,000秒のハイスピードシンクロや先幕・後幕シンクロモードなどの機能を搭載している。大型のLCDを使用した直感的な表示により、操作が効率化されているのも特徴である。また、32チャンネル16グループのマルチチャンネルを備え、99のワイヤレスID設定が可能で、最大100mの範囲で信号の送信が可能。
さらに、複雑なワイヤレス環境でも、予備のチャンネルとIDを自動検索するスキャン機能により、準備時間を短縮できる。マルチ撮影機能も搭載され、1つのオブジェクトを異なるカメラ位置から同時に撮影することができる。例えば、複数の撮影者で同じライトを共有するような使い方も可能。
TCM機能とアプリ連携で利便性を向上
TCM機能を備えているため、TTLモードからマニュアルモードの変換を瞬時にできる。また逆の操作も可能であり、発光パラメーターを保持したままの変更による、適切な露出下での撮影が可能である。
固定方式には、従来のダイヤル式よりも、スピーディーで安全なクイックレバーによるロック方式を採用している。さらに、2.4GHzモジュール内蔵のセコニック露出計「L-858」と連動し、測光後のパラメーターを「L-858」から直接調節できる。また、アプリを利用すると、スマートフォンやタブレットからも制御が可能である(Bluetooth接続)。
新製品の主な仕様
- 露出コントロール:各社TTLオートフラッシュ、マニュアル、マルチフラッシュ(FECフラッシュ露出補正=1/3刻みで±3)
- シンクロモード:ハイスピードシンクロ(露出値±3EV、1/3EV刻みで調整可能)、後幕シンクロ
- 送信距離:最大100m(カスタム設定により30mに範囲縮小可能)
- ID:01~99
- チャンネル:32ch
- ワイヤレスグループ:5グループ(A~E)または、16グループ(0~9、A~F ※レシーバー端末がスタジオフラッシュでMモード設定時)
- TCM機能:TTLモード時の発光設定値をマニュアルモードに移行
- ZOOM設定:トランスミッターでZOOM値をAUTOまたは24‐200に調整
- メモリー機能:最終操作から2秒後に設定を保存し、再起動後は保存状態に復帰
- 電源:単3形電池×2本
- 外形寸法:95×62×49mm
- 重量:93g