ニコンはミラーレスカメラ「Z 8」の最新ファームウェアを公開した。発表日は2024年4月23日。バージョン番号はC:Ver.2.01。
更新内容には、緑かぶりする現象やアイセンサーや通信機能で表示される「暗号キー」とカメラ初期化後に表示される「パスワード」の変更が含まれる。また、撮影した画像が反応しない事象の改善も行われた。
アップデートの詳細は以下。
通信機能で表示される以下の初期設定を変更。
- 暗号キー
- カメラの初期化後に表示されるパスワード
以下の不具合を修正された。
- 撮影した画像が緑色に色かぶりする場合がある。
- カメラに設定された日時が不正になる場合がある。
- [撮影直後の画像確認]を縦位置で再生中、画像を拡大表示しマルチセレクター / サブセレクター操作を行うと入力した方向に移動しない。
- バージョンアップ後、アイセンサーが反応せずファインダーが表示されない場合がある。
- 画像モニターに i メニューを表示し、シャッターボタン半押しで i メニューを消灯してからファインダーを覗くと、 i メニューが表示されたままとなる場合がある。
ニコンのフルサイズミラーレスカメラ「Z 8」
ニコンの新モデル「Z 8」は、フラッグシップカメラ「Z 9」の高性能を受け継ぎつつ、体積を約30%小型化し、約430gの軽量化を実現している。
有効約4,571万画素の積層型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、世界最速のスキャンレートとローリングシャッターの歪みを最小限に抑制する技術を持っている。また、メカシャッターレス構造により、シャッターの耐久性を気にすることなく使用できる。これにより、風景、野鳥、飛行機、ウェディングなど、幅広い撮影シーンでの効率的なオペレーションが可能であり、動画撮影でもその機動性を発揮する。