© Nikon Corporation
株式会社ニコンは、ミラーレスカメラ「Z 9」の最新ファームウェアを公開。発表日は2024年3月13日。バージョン番号はVer.5.00。
発売後4度目の大型アップデート。今回は「オートキャプチャー」や「ハイスピードフレームキャプチャー＋」の機能拡充、新たに「リッチトーンポートレート」の追加など、ポートレート撮影機能が特に強化された。
以下、アップデートの詳細情報となる。
オートキャプチャーの進化
Ver.4.00で導入された「オートキャプチャー」モードが進化し、撮影開始の予約機能が追加。これにより、設置後のバッテリー消費を抑えることが可能になった。DXフォーマットでの撮影、被写体検出に「飛行機」を追加するなどの改善が成された。
ハイスピードフレームキャプチャー＋と高周波フリッカー低減
「ハイスピードフレームキャプチャー＋」に新しい低速「C15」モードが追加され、LED照明やアドボードのフリッカー低減に対応する周波数プリセットが拡張。
新たなピクチャーコントロール機能
「リッチトーンポートレート」ピクチャーコントロールが新たに追加され、人物撮影をさらに魅力的にする「人物印象調整」や「美肌効果」機能を搭載。
撮影と操作の利便性向上
拡大再生時の「ピント位置優先（顔検出）」機能や、Profoto A10の白色LEDをAF補助光として使用可能になるなど、ポートレート撮影の利便性が向上。さらに、MF時の操作性改善やフォーカスポイント枠のカスタマイズも可能になった。
アップデートは撮影スピードの向上と効率化に貢献し、「Z 9」ユーザーにとって新たな撮影体験を提供する。
