日本の北の大地、北海道札幌市には、雪が彩る冬に限らない、四季折々の美しい風景が広がるフォトジェニックなスポットが数多くあります。今回は、カメラ愛好家がぜひ訪れたい札幌市内の撮影地を5つご紹介します。
それぞれのスポットで楽しめる季節の風景や撮影のポイントを押さえ、札幌の魅力を写真に収めましょう。
自然と調和する絶景を「円山公園」
札幌市中央区に位置する円山公園は、四季ごとに異なる顔を見せる自然が魅力。春には桜、秋には鮮やかな紅葉が広がり、特に朝日や夕日に照らされた景色は必見です。
野鳥やリスなどの野生動物撮影も楽しめます。広角レンズで全体を捉えたり、マクロで細部に迫ったり、多様な撮影スタイルが可能です。
夜景とアーバンフォトを狙う「大通公園」「さっぽろテレビ塔」
札幌の中心部に位置する大通公園は、季節ごとのイベントが行われ、札幌を代表する観光地。特に冬のホワイトイルミネーションや雪まつりは絶好の撮影機会です。
さっぽろテレビ塔の展望台からは街全体を見渡す夜景が楽しめ、三脚を使えばクリアで美しい撮影が可能。都会のエネルギーを写真で表現してみましょう。
星空と自然の共演「星観緑地」
札幌の郊外にある星観緑地は、星空観察の名所として知られています。緑地内には色彩豊かな花や植物が育つだけでなく、冬になると「歩くスキーコース」も登場するという北海道の自然を体感できる場所です。
夏の夜には天の川がくっきりと見え、冬には雪景色と星空のコントラストが幻想的な雰囲気を作り出します。長時間露光やタイムラプス撮影に挑戦すれば、肉眼では捉えきれない宇宙の美しさを収められるでしょう。
レトロな建築美を味わう「サッポロビール博物館」
ビールの歴史を学べるサッポロビール博物館は、赤レンガ造りの建物が特徴的。館内の展示や試飲スペースはもちろん、外観のレトロなデザインも被写体として人気です。
午後の日差しを受ける建物の陰影や夜間ライトアップされた姿など、時間帯ごとに異なる雰囲気を楽しめます。
環状夢の橋
白石サイクリングロードのシンボルとなっている環状夢の橋は、現代的なアーチデザインが特徴。橋から眺める景色は、札幌の自然と都会が融合した独特の風情を持っています。
日中の青空を背景に撮るのも良いですが、夕焼けや夜間ライトアップを活かすとドラマチックな写真が撮れます。長秒露光で車のライトの軌跡を撮るのもおすすめです。