Cover photo by カズ
広角レンズの中でも24mmは、風景から建築、ストリートまで幅広く使用される人気の焦点距離です。しかし、その特性ゆえに、特に初心者や35mmレンズに慣れたクリエイターにとっては難しいと感じることが少なくありません。
今回は、24mmレンズの特徴やその難しさ、そして美しく撮影するためのコツをご紹介します。
Photo by nanahita
24mmレンズの魅力と人気モデル
24mmレンズは、広い視野を持ちながらも極端に歪まないため、風景写真や建築写真でよく利用されます。また、街中での環境ポートレートや夜空の撮影にも最適で、多くのクリエイターが愛用する焦点距離です。
Photo by yuuuu
代表的な24mmレンズとしては、キヤノンのEF 24mm f/1.4L IIやソニーのFE 24mm f/1.4 GMなどが挙げられ、特にf/1.4の明るいレンズは暗所での撮影にも対応することができます。
24mmレンズはなぜ難しいのか？
24mmの広角は、多くの情報をフレームに詰め込みがちで、構図を整えるのが難しくなります。特にストリート写真では、全体のバランスを保ちながら主題を際立たせることが困難です。また、近距離で撮影すると、被写体が歪んで見えることもあります。
Photo by mintchoco
これにより、ポートレート撮影では顔が不自然に見える場合があり、構図の工夫が必要です。また、広い視野は魅力的ですが、画面に余計な要素が入り込みやすく、シンプルな構成を好む写真家にとっては挑戦となります。
24mmレンズで美しく撮るコツ
24mmレンズを使いこなすには、まず「何を見せるか」を意識し、フレーム内に必要な要素だけを整理することが重要です。例えば、前景を活かして奥行きを出すことで、写真に深みを加えることができます。
また、低いアングルから撮影することで、風景や街並みをドラマチックに捉えることができます。さらに、歪みを上手に利用してスケール感を強調することで、ユニークな作品を作り出すことも可能です。
