2024年10月9日、パナソニック株式会社はLUMIXシリーズの一部機種(DC-S9、DC-S5M2、DC-S5M2X、DC-G9M2)に向けた最新のファームウェアアップデートを発表しました。
このアップデートでは、撮影機能と共有機能の強化が図られ、カメラユーザーの創造性をさらに引き出すための多彩な機能が追加されます。今回は、新機能の詳細とアップデートの手順について解説します。
新機能の概要と強化点
今回のファームウェアでは、各モデルに応じた機能が強化されています。特に注目すべきは自動認識AFの向上で、「飛行機」や「列車」の認識が新たに追加されました。また、「車」や「バイク」については部位選択の認識が可能となり、被写体をより精密に追跡できるようになっています。
また、DC-S9では最大3つのフレームを同時表示できる機能が追加され、複数のアスペクト比でのフレーム確認が可能になりました。さらに、動画撮影の連続記録時間の制限解除モードも搭載され、撮影の幅が大きく広がっています。
共有機能の強化とアプリの連携
LUMIX Labアプリとの連携も強化され、Bluetooth接続を利用したリモートシャッター機能やWi-Fiによるスマートフォンからのリモート操作が可能になりました。また、撮影した画像をアプリに転送し、そのままSNSへシームレスに投稿できる機能も追加されています。
これにより、撮影から共有までのワークフローがさらに効率化され、クリエイターの表現の幅が広がります。特にDC-S5M2およびS5M2Xには、ハイコントラストで深みのある「LEICAモノクローム」フォトスタイルが追加され、スマートフォンアプリから簡単にLUT作成や適用ができる機能も実装されました。
ファームウェアアップデートの手順
ファームウェアのアップデートは以下の手順で行います。
- 準備物の確認:
- 満充電されたバッテリー
- カメラでフォーマットされたメモリーカード(SDカードなど)
- ファームウェアのダウンロードと解凍:
- パソコンでファームウェアをダウンロードし、解凍します。ファイル形式は「.bin」または「.plf」です。
- メモリーカードへのコピー:
- 解凍したファイルをメモリーカードにコピーします。
- アップデート操作:
- カメラにメモリーカードを挿入し、電源を入れます。
- 「セットアップメニュー」から「ファームウェアアップデート」を選択し、指示に従います。
ファームウェアの更新には3~5分ほどかかりますが、更新中はカメラ操作を行わないようにしてください。アップデートが完了すると、カメラは自動的に再起動します。最後に、バージョンが正しく更新されたかを確認して完了です。
これらの新機能と簡単なアップデート手順を活用し、LUMIXカメラをさらに快適に、クリエイティブに活用しましょう。