OMデジタルソリューションズ株式会社は、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「OM SYSTEM E-M1 Mark lll ASTRO」を発表した。発売予定日は2024年7月25日。直販価格は32万7,800円(税込)。
赤い星雲も鮮やかに撮影「OM SYSTEM E-M1 Mark lll ASTRO」
「OM SYSTEM E-M1 Mark lll ASTRO」は、2020年2月に発売された「OM-D E-M1 Mark lll」をベースに特殊なチューニングを施した天体撮影専用カメラである。特徴は、天体写真愛好家に人気の高い赤い星雲も鮮やかに撮影できる点であり、Hα線の透過率を約100%にするために、イメージセンサー前方のIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニングしている。これにより、一般的なデジタルカメラでは捉えにくいHα線による星雲の形と色を鮮やかに再現できる。
高解像度の天体写真を手軽に撮影できる
「OM SYSTEM E-M1 Mark lll ASTRO」には「手持ちハイレゾショット」機能が搭載されており、三脚や赤道儀を使用して16回撮影した画像を合成し、約5,000万画素の高解像度写真を生成することが可能である。さらに、星空AFやライブコンポジット機能など、天体撮影に便利な機能も備えており、USB給電対応で長時間の撮影にも適している。カスタムモードC1、C2には星空撮影に便利な設定があらかじめセットされており、撮影準備も簡単である。
作例
新製品の主な仕様
- 型式:マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ
- 記録媒体:
- スロット1:SD、SDHC(UHS-I / II)、SDXC(UHS-I / II)
- スロット2:SD、SDHC(UHS-I)、SDXC(UHS-I)
- 撮像画面サイズ:17.4 mm x 13.0 mm (マイクロフォーサーズ)
- レンズマウント:マイクロフォーサーズマウント
- 撮像センサー:
- 形式:4/3型Live MOS センサー
- 画素数:カメラ部有効画素数 約2037万画素 / 総画素数 約2177万画素
- アスペクト比:4:3
- 防塵対応:スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター)
- 止画記録方式:
- 記録フォーマット:DCF2.0、Exif2.31
- 記録画像形式:JPEG、RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG+RAW
- 記録画像サイズ:RAW: 5184 x 3888 / JPEG: 5184 x 3888 ~ 1024×768
- ダブルスロット記録機能:標準、自動切換、振り分け、同一書き込み
- フォルダ作成と選択:可
- 手ぶれ補正:
- 形式:ボディー内手ぶれ補正(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正)
- 手ぶれ補正モード:S-IS AUTO、S-IS1、S-IS2、S-IS3、OFF
- 手ぶれ補正効果:
- ボディー単体:補正段数 7.0
- 使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 焦点距離f = 40mm (35mm判換算 f = 80mm)シンクロ手ぶれ補正時 補正段数 7.5
- 使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 焦点距離f = 100mm (35mm判換算 f = 200mm)、半押し中手ぶれ補正: Off、フレームレート: 高速
- 5軸シンクロ手ぶれ補正:可
- 手ぶれ補正搭載 M.ZUIKO DIGITALレンズ使用時
- 焦点距離設定:11種(10種類登録可)