スマホのカメラが進化する一方で、手頃な価格のデジカメが減りました。しかし、昔のコンデジを使う「オールドデジカメ」が密かなブームになっています。ここではその魅力に迫ります。
クリエイターの「スマホだけじゃ物足りない」という声
cizucu内のクリエイター17名に「本当はスマホだけで十分」「スマホとカメラ両方ほしい」「スマホではあまり撮らない」の3つの選択肢でアンケートを実施したところ、「本当はスマホだけで十分」と回答した人は一人もいませんでした。
実際のアンケートでは、過半数が「スマホとカメラ両方ほしい」と回答しました。「スマホだけでは満足できない」という声に共感できる方も多いのではないでしょうか。
コスパ抜群のレトロコンデジ
オールドデジカメの魅力は、ちょっと前の高級機種が手頃な価格で手に入ること。例えば、「OLYMPUS PEN E-P3」(2011年発売)や「Fujifilm X-M1」(2013年発売)は、発売当時と比較すると今では驚くほど安価です。
昔の機種で撮る写真には独特の色合いや質感があり、撮影する楽しさが増します。スマホカメラは画質が非常に良いものが多いですが、どれも少し似たような写真になりがちです。その点、オールドコンデジは、撮影するだけで懐かしさに浸る感覚を楽しめます。
スマホでは出せない味がある
オールドコンデジはスマホよりも大きな撮像素子(CMOS)を持っているため、ボケ感や写真に漂う空気感が異なります。オールドコンデジならではの粒子感とボケ感。さらに、デジカメの操作感が撮影をより深いものにします。カメラを構えてシャッターを切る行為自体が「写真を撮っている」という感覚にさせてくれます。
コレクター心をくすぐる
また、オールドデジカメは、カメラマニアやコレクターの心をくすぐります。「RICOH GR Digital」(2007年発売)は、当時の名機が安価で手に入る典型例です。話題の「GR3」や「GR3x」が高すぎるという方に、特におすすめします。初期から受け継がれるリコーのコンデジに対するこだわりを肌で感じられることでしょう。
中古カメラを賢く選ぶコツ
オールドコンデジは大半が中古品なので、購入時には注意が必要です。信頼できるカメラショップで購入するようにしましょう。メルカリやフリマサイトは、商品の状態が不明確な場合があります。必ず販売者の情報を確認してください。
さらに、バッテリーの劣化にも注意しましょう。古いカメラのバッテリーは劣化していることが多いため、互換バッテリーの入手を確認しておくと安心です。基本的には「Amazon」なので交換バッテリーを手に入れることができます。
いかがでしょうか。
スマホにはない個性的な画質や撮影の楽しさを求めるなら、オールドコンデジをぜひ、試してみてはいかがでしょうか。かなりエモい撮影体験を得られること間違いなしです。